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第二話 学校1可愛いギャルと連絡先を交換した話
—とある日の放課後
「連絡先、交換しよ♪」
「…へ?」
急に言い出すもんだから聞き取れなかったけど、連絡先がどうとか…って俺の?こんなクラスの隅っこで1人孤立してる陰キャの俺の?
「そりゃまたなんで?」
「まあ、この前助けてもらったお礼?みたいな??」
「なんでそっちが疑問系なんだよ。別に良いけど、そんな面白いもんでもないぞ?」
「いいのいいの、こういうのは貰えるって事自体に価値があるの!」
「そ、そういう事なら全然良いけど…」
「やったー!勇気出して言った甲斐大ありだったよ!!」
「そんな俺の連絡先欲しかったの?」
「そ、それは…まあ何か恩返し出来ないかな〜って考えた故にこれしか浮かばなかっただけ!」
「いやもっと他にあるだろ!!」
この人、もしかしてめっちゃポンコツなのでは?まあ今は突っ込まないでおこう。
そんなこんなで僕は学校1の可愛いギャルと連絡先を交換した。だからといって自分から何か送ることは無いだろうけど…