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クラスの地味キャラも恋をする  作者: ぱらな
第1章 高校一年1学期
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第十話 決戦の日(ただの外出)

んー?ちょっと遅くないか?あ、連絡来た

「ごめーん!もうちょっと遅れる!!』

『わかった』

これでよし…じゃねぇよ!待ち合わせ今日の9:00だったよねぇ?!今10:00なんですけど!!いやちょっと待て?もしかして「友達を1時間待つだけでキレてるとか…」って言われるかも?でもなぁ…1時間って結構よ?1時間あればゲームしたり小説読んだり寝たりできるし(発想が全部1人でできるやつしかないとか末期だろっていうツッコミはなしな)

てか、女子ってなんであんな着替えとか準備とか遅いんだろう…体育あるある、教室が女子の着替え場だったら男子次の授業バタバタしがち。これはまあ、女子に言ったら「男子より気にする事多いから」とか言われるから心の中に留めておくけど。

あ、また綾瀬さんから連絡来た。

『もうすぐ着くよ』

『わかった』

『私綾瀬さん、今家を出たの』

ん?なんか文がいつもと違うような…

『私綾瀬さん、今交差点にいるの』

なんか近づいてきてね?

『私綾瀬さん、今駅前の噴水にいるの』

『私綾瀬さん、今駅の北口にいるの』

『私綾瀬さん、今あなたの後ろにいるの』

いや怖い怖い怖い、取り敢えず振り返ってみる。誰もいない…

「なんだ、まだ来てないのか」と思って前を見た瞬間—

「わっ!」

「うぉぉぉおい?!」

駅という公共の場で盛大に意味わからん声出た、人めっちゃ見てるし、恥ずい。

「あはは、いいリアクションしてくれるじゃん」

「朝っぱらから心臓に悪いことしないでほ、し…い……?」

「ん?どうしたの?」

ちょいちょいちょい?!?!めっっっちゃくちゃ可愛いんですけど!!誰ですか?「神はニ物を与えず」とか言った人、ダウト、ここに反例があるじゃないか。ちなみに俺に女性の服の知識は無いから、わかることは「可愛い」ということだけ…決して語彙力が無いわけでは無い…無いよな?いや、あるか

「可愛い…」

「え?!ど、どうしたの急に!」

ついに思ってたことが口に出たみたいだ(決して惚気ではない、惚気が何か知らんけど)

「でも、みなっちもかっこいい服装してるじゃん!」

「みなっち呼びは固定なのね、でも俺はかっこいいってより『無難』って感じかな、元々の素材がかっこよくないからね」

「そんな自信満々に言われても…でも!私の目にはみなっちはかっこよくみえるよ?」

「うわ、美人+可愛い、運動神経は良い、性格もいい、スタイルもi—、こほん、ついでに頭は悪いし、非の打ちどころなしだよ」

「最後のやつはいらないよねぇ?!普通に打ち所あるし!それにどさくさに紛れてスタイルがどうとか—、まあいいや掘り返すのも面倒だし」

そんなこんなで電車に乗って、10分ほど歩き目的地についた。ちなみに、昨日綾瀬さんから

『1人一つは行きたい場所候補出してね♪」

と連絡された末に選んだ場所に来た。

まあ、定番と言えば定番だが…今俺たちがいるのは大きめのアウトレットだ。

ちなみに自分が候補として挙げたのは映画である、

映画だけなら他のところでもいいのだが、綾瀬さんが

『じゃあ、私はどっかぶらぶらしたい!』

『自分で候補言っといてって言ったのに無いのかい…じゃあ映画館の他にも色々見て回れるところにしよっか…そーだな、アウトレットとか?』

『いいね!じゃあそこにしよ!!』

という感じでノリと勢いで決めたところはある。

てか最近の俺綾瀬さん基準で動いてること多くね?まあ楽しいし、良いけど…。





ちなみに僕は、一週間前くらいから予定立てておきたい派です

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― 新着の感想 ―
[一言] メリーさんの間違いでした
[良い点] リカちゃんかよ
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