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ペンギン三兄弟

ペンギン三兄弟 〜 47話 ドンデレラ の巻

作者: たかはら りょう

ペンギン三兄弟


チャン・・・性格は几帳面。声がいいが顔がデカい。

    サングラスをかけている。つぶあんが大好き。


ドン・・・体はちっちゃいが、器用に何でもこなす。

     収集癖あり。


ゴン・・・ド天然。普通のことが超不器用。

     日々体を鍛えてる。ゴジラが大好き。



ペンギン三兄弟、チャン、ドン、ゴン。

もしも3羽がシンデレラのお話に入りこんだら...


むかしむかし、ペンギンの国に

ドンデレラという名の小さめのペンギンの子がいました。

ドンデレラは意地悪なまま母や姉たちにいじめられて、こき使われていました。


ある日、お城のペンギンの王子様が舞踏オーディションを開くことになりました。


ドンデレラ「私も行ってみたいな、舞踏オーディション」


舞踏オーディションの夜、家に一羽取り残されたドンデレラのもとに、

大きな顔の魔法使いペンギンが現れました。


魔法使いチャン「ドンデレラ、あなたを舞踏オーディションに連れて行ってあげましょう」


ドンデレラ「ほんとう?でも着ていくドレスがないの」


魔法使いチャン「私におまかせ!ビビディバビデブー!」

魔法使いチャンが魔法の呪文を唱えると、あらビックリ、

ドンデレラはステキなドレス姿に変身しました。


ドンデレラ「お城に行く馬車がないの」


魔法使いチャン「私におまかせ!ビビディバビデブー!」

魔法使いチャンが魔法の呪文を唱えると、これまたビックリ、

カボチャが馬車に、ネズミが馬と御者に変身しました。


ドンデレラは、カボチャの馬車に乗ってお城へやってきました。


ゴン王子「はい、次の方〜」


ドンデレラはお城に入っていきました。


ゴン王子「自己紹介して」


ドンデレラ「え?あの、私はドンデレラです」


ゴン王子「何か特技はある?」


ドンデレラ「特技ですかあ?うーん、ものまねかなあ」

ゴン王子「やってみて」

ドンデレラ「じゃあ、ピグモンのものまねやりまーす」

ドンデレラは、ピグモンの顔まねをして、ぴょんぴょんと飛び跳ねました。


ドン王子「おー、きみすばらしいね、ごうかーく!」

ゴンデレラ「え、合格ですか、ありがとうございます」


ゴン王子「じゃあ、次の方」


魔法使いチャンがお城に入ってきました。

ドンデレラ「あれ、魔法使いさんも来てたの?」


ゴン王子「自己紹介して」


魔法使いチャン「私は、魔法使いのチャンでーす」


ゴン王子「特技は?」


魔法使いチャン「わたくし、こう見えて、実は歌うのが得意なんです」


ゴン王子「じゃあ、何か歌ってみて」


魔法使いチャン「ではイタリアのカンツォーネ『オーソレミオ』を歌わせていただきまーす」


魔法使いチャンは、伸びやかな歌声で高らかに歌い上げました」


ゴン王子「おー、ブラボー!すばらしい声だね、きみも、ごうかーく!」


魔法使いチャン「これはこれは光栄でございます」


ゴン王子「合格したきみたちには、このキューブをあげましょう」


ドンデレラ「きゃあ、うれしい〜」

魔法使いチャン「私もうれしゅうございます」


ゴン王子「歌、ダンス、そしてお笑いの才能を持った君たちを、僕は探していたのです。さあ、僕と君たち3羽でデビューしましょう」


そして、ゴン王子、ドンデレラ、魔法使いチャンの3羽は、歌、ダンス、そしてお笑いもできるトリオとして、華々しくデビューしたのでありました。


パチパチパチ


ん?結局なんの話やったん?


おわり


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