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第十五話 鍛冶屋のフェザード

あらかじめ言っておきますが、つまらないと思います!

「ところで、なぜ俺のことが異世界人だと知っているのですか?」


ふと思った疑問をぶつけてみる。


「…私も元異世界人だからな」


空さんが平然とした顔で言ってのける。

「そうですか」

それに平然とした顔で顔で返す。


そうすると、空さんの表情が少し拗ねたような顔をした。

子供っぽい人だなぁ。


「なんだ驚かないのか?」

「もう驚きすぎたのでこれくらいはなんとも。というかよくよく考えてみれば俺がいる時点で他の元異世界人がいてもおかしくないので、特別驚きはしませんね」


そう言うと、もっと拗ねたような顔をした。

子供かよ…。


「そういえば、私も異世界人と言ってましたけど、具体的にどんな人だったんですか?」

さっき気になったことだから聞いてみる。


「…君だったら知ってるかもしれんが…」


そう前置きをして、


「元テイマーかな。君が賢者として異世界にいた頃、影で活躍していた…活躍していたと自分で言うのは好きじゃないが…人間だよ」

「元テイマー?…ちょっと待ってください、記憶をたぐり寄せるので」


えーっと、賢者時代の人間だから…


テイマーって賢者時代は活躍している人が少なかった筈だから…

「ヒント1、王都にはいませんでした」

声がして前を見ると、いたずらっ子のイタズラがバレていなくて喜んでいるような顔をした空さんが俺を見ていた。


なんか嫌だな、この顔。

そうか!直樹に似ているからか!


なんでこんなところであいつと似た人を相手にしなきゃなんないんだ…。


というかもう誰かわかったから行っても良いよな?


「はぁ〜、スカイ・ワーナー。テイマーの歴史を大きく塗り替えて、今までテイマーが劣等職だと考えられていたのを、変えさせた歴史上の偉人だろ?」


なんで、あのスカイさんがこんなに子供っぽいのか不思議だが。

異世界の頃は爽やかイケメンエルフで、いつも直向きに努力をしていてテイマーの人からはものすごく人気があった、と記憶している。


「…なんか改めて言われると、小っ恥ずかしいものがあるな」

「なぜ赤くなってるんですか?」


言わせたのはスカイさんのくせに。

スカイさんは、赤くなって現在そっぽを向いている。


やっぱり、子供(以下略)。


「そういやスカイさん、この村にきたのは一人目なんですか?」

「いや、フェザードだな。あの変人の…」


げっ!やば!

俺が最も避けたい人物だ。


フェザード。


俺が賢者だった頃、その名を知らなかった人はいないだろう。


フェザードは鍛冶屋“として”の腕前は一級品。

一級品どころじゃない、聖武具レベルのものだった。

別名「ホーリークラフト」直訳するなら、「聖なる工作」となるがこの場合どういう訳か、「聖なる工作人」となった訳だ。


が、フェザードの腕は確かなのだが。


とてつもなく癖が強い。


それの所為で、なかなか武具が手に入らないなんてが日常茶飯事だった。


とある人は金で買収しようとしたが、その金を鍛治炉で燃やされたり、

別の人は催眠魔法で作らせようとしたが、全く効かずお縄になった。


人に言われても全く作ろうとしなかった。


けども、フェザードが気に入った人物には忠誠を誓い武具を手に入れることができた。


当然のことながら、フェザードが気に入った人物は片手の指で足りるほどの人物で、なんというかごく少数の人間しか手に入れることが出来なかった、と言えるだろうか?


と、とにかく!

作るに値する人物をフェザードの眼で判断しているようだということ!

変人だけど…。


そのフェザードの気に入ってる人物の一人に俺は一応入っている。

友達としては良い奴だ!


…昔のことはあまり思い出したくなぇな。


あいつに関わると厄介ごとしか起きなかった。



そんなことを考えていたらどうやら結構時間が過ぎていたらしい。


結構つまらない回になってしまったかもしれません。

書いている自分が眠くなったので。


ブックマークと評価を五つ星にしてください!

ではでは…。

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