code:0 Two of the World inconsistency
ようこそいっらっしゃいませ、世界の最果ての図書館へ
ここに人が来るとはずいぶんと久しぶりだね。
私かい?そうだね…私はここの管理人、ともいえる存在だ。クリストファー、とでも呼んでくれ。
それで君の名前は?…そうか、言えないか。
まぁいい、君が何を知りたくてここに来たかは私は知っているよ。
…そんなに驚く事かい?
ここは過去、今、未来、全ての情報が集められ、本として記録されている場所だ。
今ここで君が来ることも知っていたし、何が聞きたいのかも知っている。
そして君はここがそういうところだと知って、ここに来たことも。
そして「どうやって」ここに来たのかもね
…おやおや、そんな怖い顔してどうしたんだい?
早く本題に入れって?やれやれせっかちは良くないよ?
じゃぁ、ご希望通り話を始めよう。
君たちの世界の事を
ねぇ、君は並行世界というのを知っているかい?
君たちが住んでいる世界にはありとあらゆる可能性を秘めている。
その可能性から分岐していった世界、それが並行世界だ。
ただ、並行世界と言っても、観測する場所が違えばどの世界も可能性から分岐した並行世界だ。
君たちがいた世界も、全ては可能性から分岐した並行世界さ
ただし、物が無から生まれないように、世界も可能性も無からは生まれない。
本軸となる世界がどこかに一つある。
木をイメージすればいい
太い幹に細い枝、太い幹は最初の世界、細い枝は君たちが住む世界だ。
太い幹なくして細い枝はない、そういうことだよ
その世界の名は一説には「ヴァラハラ」一説には「箱庭」一説には「桃源郷」とも呼ばれる世界
君たちが追い求める彼女はそこから来たんだよ。
Two of the World inconsistency
さぁ、二つの世界の話を始めよう
推測、というのは楽しいですよね