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集結

ダッダッダッダ


廊下を勢いよく駆ける音と共に勢いよく教室のドアが開かれた

そこには、鬼の形相をした、1人の女の子が立っていた。

そんな女の子は、顔は、キリッとしていて、髪の毛はきれいな青色、尻まで伸びる髪の毛は後ろで、1つにまとめている。

そんな、間違いなく可愛いの部類に入るであろう女の子が教室に入るなり、


「殺す!!」


と言ってきたもんだから身の危険を感じて俺は、防御体制をとっていた。


「よ、よう久しぶり涼花すずか

教室に入ってくるなり、一発頬に体重の乗ったいいパンチをされた俺が、頬をさすりながら言った。

こいつの名前は藤堂涼花、俺が小学生の時から、なぜか一緒のクラスのいわゆる腐れ縁だ(高校になって初めて別れたが・・・)

俺を殴ったことで心が落ち着いた様子の涼花が何が起こったの必死に理解しようと、している坂本を横目で見つつ俺に聞いてきた。


「で、私になんの用だ?」

そう聞かれて、俺も本題に入った。

「実は、俺たちと一緒にぶか」

「断る!!」


全部言ってないのに断られた。

まさか、即答されるとは、思ってもみなかったって、なんかこれデジャブ感じる・・・

俺は焦りながらも涼花を説得する。


「涼花お前も、この学校に不安を感じているはずだ!」

「ない」

「・・・・俺は、男女仲良く学校生活がおくれる学校を目指したいんだ。

 涼花もそう」

「思わない」

「じゃぁ俺たちと一緒に部活を」

「やらない」


全部即答だった、流石におれは、泣きそうになった。

てかもう、多分半分泣いていたと思う。坂本も見ているだけで、助けてはくれなかった。

だってもう少し考えてくれてもいいじゃんか!!

この、アホ!!、ボケ!!

なんて心の中で涼花の悪口を言っていると、


「話はそれだけ?

 私忙しいんだけど、もう帰らせてもらうわ」


そう言って涼花は、ドアへと歩いていく

俺は、そんな涼花を止めようと待って!!、そう言おうとした瞬間反対側のドアが開かれた。

そこに立っていたのは、


「優希ちゃん・・・」


そう、優希ちゃんだった。

突然の登場に戸惑っている俺たちを気にせずに予想もしていなかった言葉が優希ちゃんの口から、発せられた。


「・・・私もその部活に入れて欲しいんだけど・・」


「・・・・」俺

「・・・・」坂本

「・・・・」涼花


一瞬時が止まった。

と思ったら一斉に


「え~~~~~~~!!」三人

声が揃うほど驚いた。

優希ちゃんはというと、何かまずいことを言ってしまったのではないかとアタフタしている。

俺は、深呼吸をして聞き返した。


「どうして、急に?

 いや、すごくありがたいんだけどさ・・・」


すると、何か決めたかのような顔で優希ちゃんが


「私も男女仲良く学校生活をおくりたい!!

 誰かが苦しむなんてやだよ・・・・」


俺は、泣きそうになった、だってこんないい子が現実にいるわけない!!

もう、なんていうか天使を通り越して女神様だね!!

そんなことを考えていると、優希ちゃんが俯きながらなにかを呟いた。


「・・・それに・・・康介の役にたちたいから・・・」

何を言っているのか全く聞き取れなかったが、坂本と涼花は聞こえているようで、坂本はニコニコしていたが、涼花は怒っていた。

なぜ?

その理由を知りたくて俺は、聞き返すと


「な、何でもない」

優希ちゃんは、頬を赤らめて教えてくれなかった。

ともあれ、優希ちゃんの入部はありがたい!!

しかも、あの優希ちゃんだから2倍、いや100倍はうれしいね!!


「ありがとう!!本当に!!」


俺は、知らぬ間に優希ちゃんの手を握っていた。

優希ちゃんも初めは驚いていたが、少しすると笑顔で握り返してくれた。


「・・・よろしく!!」


今まで聞いたことのない優希ちゃんの力強い言葉に俺は感動していると。

それを、見ていた涼花が握っていた手を引き離すように割り込んできた。


「なにすん・・ぐっ」


俺は、すぐに胸ぐらを掴まれ涼花は俺に、顔を近づけ言う。


「わ・た・し・も・い・れ・ろ!!」


俺は、意味わからなかった


「お前、何言って・・・」

「だから、私も・・・部活に・・・いれろ」


最後は、俯き涼花らしくない、弱弱しい声だった。

だが、俺は疑問に思った、なぜならさっきまで即答で断っていたからだ。

なぜ急に?

まさか、こいつ!!優希ちゃんに惚れたというのか!!許さん!!

俺は、怒りを押し殺し訳を聞くと


「・・・だって・・負けられないじゃない・・」


また、聞こえなかった。

そして、またしても、坂本くんはニコニコしていて、優希ちゃんはと言うと戸惑っている、様子だった。

俺は、聞き返してみると、優希ちゃん同様頬を赤らめて


「し、知らない」ップイ


だった。

全く女が理解できない、こんなんで俺は、本当にハーレムをつくれるのか?

そう、思っていたが俺はあることに気づいた。

それは、4人揃ったということである。これで、部活ができる!!

俺は、それが嬉しくて3人の顔を順に見ていった。


坂本はいつもん通りニコニコしていた。

優希ちゃんは優しく微笑んでいた。

そして、涼花は・・・・目を合わしてくれなかった。


俺は、それを気にせずに満面の笑顔と学校中に響くであろう声で言った


「みんな、これからよろしく!!」


こうして、奉仕部は結成された。

なんか、初めは、週一とか言ってましたけど、あれは忘れてください・・・

何は、ともあれなんとか部活は作れました!!

これかの展開どうしよう・・・

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