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チートなしで敗戦国家を救うことになりました。  作者: 浅咲夏茶
四章 ギレリアル編 《The nation which has only women.》
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4-96 碧龍王スカイ・エクスペル

 刹那、稔は再び紫に光る剣を右手に握った。ラクトもステッキを握って戦闘態勢を整える。準備を終えると二人は呼吸を合わせて頷き、碧龍王の方へ向かった。しかし、二人とも特性を知らなかったために痛い目を見ることになる。


「バリア……?」

「稔、テレポートの準備!」

「え、なんで――」

「いいから早く!」


 突然急かしてきたラクトに驚きつつも、稔はテレポートの準備を始める。しかし、碧龍王の攻撃は実に巧妙なものだった。時間という切りたくとも切り離せない事象を上手くアレンジした龍王は、素早く猛毒が漂う空間を形成することに成功した。一方の黒髪達は龍の檻から脱出したが、不利な状況は続く。


「ラクト、説明してくれ。何が起こってるんだ?」

「碧龍王は稔のバリアと同じような魔法を使った。今、あの龍の半径二十メートル圏内は猛毒が吹き荒れてる。吸っただけで死んでしまうようなヤバイやつね」

「なんだと……」


 燃える展開が継続するかと思った矢先、生きるか死ぬかの展開デッド・オア・アライブが訪れたのである。ラクトからその話を聞くと稔は、それまでバトルに懸ける思いを強める行為をやめた。代わりに、戦闘ではなく人命救助に対する熱意をメラメラと燃やすことにする。黒髪のスイッチが切り替わった頃、赤髪は指示を出した。


「取り敢えず、稔はニコルに連絡を取って。あと、精霊の準備」

「精霊を出しても問題ないんだろうか?」

「もしかしたら、さっきのバトルの延長戦という可能性は否定できない。だけどこれまで、龍王の背後に悪人の存在を感じることはできなかった」

「だけど、ここに登場するのは流石に怪しすぎるんじゃ――」

「それは……」


 紅龍王の時は人気の少ない山地だった。蒼龍王の時はもぬけの殻となった街の沖合いだった。しかし碧龍王が登場した場所は他の龍王とは異なり、数万という観客達が席を埋め尽くしている最中で、しかも、サテルデイタというギレリアル連邦の中央政府がある街に降臨している。


「……わかった。それも含めてニコルに言ってくる。ラクトは一発撃っとけ」

「でも、交わされたら――」

「ああもう! 魔力でも溜めてろよバカが!」


 いつにも増して煽ってくるラクトにイラッときて、稔はつい怒りを露わにしてしまった。吐き捨てるように怒号を浴びせた後、黒髪は分身を作って移動することなどとうに忘れて、自分の体でニコルの方へ向かった。一方の赤髪は彼が見せたちょっぴり怖い一面にドキッとしてしまって、ほんのり赤く顔を染めている。そんな中、アナウンスが入った。ニコルの声だ。


「実況よりお伝え致します。競技場内に現れました龍は伝説の龍の一匹、碧龍王です。皆様はじめサテルデイタ市民の生活の安全確保のために必要な措置を行いますから、観客の皆様は、直ちに競技場外へ避難して下さい。繰り返します。直ちに席を立ち、係員の指示に従って競技場の外へ避難を開始して下さい」


 陸軍大将の発言は重く受け止められたらしく、残っていた観客は続々と席を立って観客席の外へと出て行った。だがその際、稔の姿が無くなったことで、「どうせ野蛮人の仕組んだ罠だろ!」などと怒号を浴びせられた係員も居た。黒髪は緊急時に場を乱すような発言をする相手に対し、「冷静になれ」と言おうとしたが、口を開く前に自分が言えたことでないと思って、その女を注意しなかった。


 ゾロゾロと競技場を出て行く観客達。数万人規模ということもあって、このペースで進むと、攻撃が開始するまで少なくとも三十分は掛かりそうだ。ここまで碧龍王は猛毒が漂う空間を作った以外に何もしていないが、だからといって何をしてくるかは分からない。攻撃しなければただそこに降臨しているだけで居てくれるのか、時間を置いて即死攻撃をしてくるのか。相手の対応は分からない。


 しかし、こうやって不幸にも出来てしまった空白の時間に考えてしまうのが起死回生の一手というものである。冷静に振る舞うことは余裕な稔だが、ある物事について考えることを放棄せよと言われても容易に対処できない。黒髪はまず、競技場内から手っ取り早く観客達を居なくさせる方法を考えた。


「(テレポート……バリア……)」


 まず思いついたのは、稔が大衆を動かす時の常套手段だった。しかし、物事について考えた時、思いもよらぬ結果を得ることも多い。そういう時に限って、結果を発展させたことで不要な結果を得る。例えば、「碧龍王が『触らぬ神に祟りなし』を体現しているかもしれないのに、攻撃するという考えが浮かぶ」とか。


「ラクト。話がある」

「なに?」

「碧龍王に攻撃してみたいんだが、バリアやテレポートを使っても大丈夫か?」

「……ごめん。それ、やってみなきゃわからない」


 しかし、魔法の効果や効力を分類するために補助系に位置付けられているだけで、バリアだってテレポートだって列記とした攻撃技だ。その魔法を行使した瞬間に攻撃する意思があると確定するわけではないけれど、先に魔法を行使した場合、攻撃する意思があると見做される可能性は格段に高くなる。


「(しかし、数十分もの間何もしないことが本当に正答なんだろうか……)」


 防衛しなくて良いのであれば、それに越したことはない。しかし、競技場に降臨し周囲に猛毒を漂わせた相手を退かさないわけにはいかないのである。自分達以外に一撃で仕留められる火力をもった魔法を使用できる者が居ないという状況に責任感が重なり、稔はラクトの答えを得たことで更に悩んでしまった。


「稔。前言撤回」

「どうした?」

「猛毒の範囲が広がってる……」

「今現在、半径何メートルだ?」

「三十メートル程度。一分で拡大する速度は遅いけど、早くしないと観客が毒攻撃の餌食になる。もちろん、わっ……俺達も他人事じゃ居られないけどさ」


 半径二十メートルのままで居てくれない以上、魔法を使わずして敵の攻撃を交わすことは不可能である。だが、相手にダメージを与えるような魔法を使うことはできない。下手に攻撃にして返り討ちにあったら元も子もないからだ。


「それはそうとして、主催者から精霊使用の許可得た?」

「許可を得ることは出来た。でも、条件付きだ」

「……条件付き?」

「精霊を出動させた場合、陸軍のデータ・アンドロイドも出撃させるそうだ」

「どれくらい?」

「ざっと百体。そんなに出動させたら大半が死ぬと思うがな、俺は」

「そうかな? 機械を故障させる機能を持ってるかもしれないよ?」


 こうなると碧龍王が発生させている毒の成分が何かを知りたくなるわけだが、アイテイルが認識しそれが何でできているか判断できるのは、魔法や既にこの世に存在しない召使、精霊、罪源を除いたもののみだ。しかし、ラクトはそれを認識できる。稔はこれを利用して情報を得られないか考えた。


「……ちょっと待て。お前、召使がどこに居るかとか情報掴めるよな?」

「うん」

「じゃあ、なんで疑問形なんだ?」

「龍王が魔法の効果が発揮されるまでの過程を気にしてるとでも?」

「なるほど」


 ラクトが召使の居場所を認識できたり相手の魔法を認識できたりするのは、魔法という定形に囚われず《能力》として相手の心を読むことが出来るから。相手が偽の情報を考えていた場合はどうにもならないし、相手が欲しい情報に関する知識を持っていなければ、そもそも話が始まらない。


「要は、機械を故障云々はラクトの予想みたいなもんか」

「いいや? ほら、液晶の方見てみなよ」

「液晶の方?」


 ラクトに言われて稔は、つい先程まで自由と国体を懸けた戦いを映し出していた液晶のほうに視線を移した。画面を見た瞬間、ディスプレイに映し出された映像の色が反転したりブロックノイズが出たりしているのが分かる。隣にあった時計も正確に機能していないようだ。無論、スマホもおかしくなっている。


「おい、ラクト。まさか、半径三十メートル云々って虚偽の情報だったのか?」

「んなわけねーだろっ! きっと、撮影機材が被影響範囲に入ったんだと思う」

「切り替えスイッチを押す奴が居なくなればそうなるか……」


 テレビ局の関係者も全員退避命令の対象になっている。政権や軍の粗を出す職業柄、危険な場所から一目散に逃れるのはまずい行動かもしれないが、前代未聞の事態で救助隊を無駄に出動させるとか、迷惑以外のなにものでもない。巨大ディスプレイに映し出すカメラの映像を切り替えることすら忘れて逃げたのは、多くの観点から見て賢明な判断と言えるだろう。


「稔。そろそろ、決断したほうが良いんじゃないかな?」

「何をだ?」

「決まってるじゃん。精霊を使うかどうかだよ」

「精霊は使わねえよ。データ・アンドロイドが出動しても無意味だからな」

「けど、二人だけで火力面は問題ないかな?」

「問題ないだろ。それに、足りなければ俺の魔力分けてやるし」

「ありがとう」


 稔とラクトが会話をしている間も毒の空間の範囲はどんどん拡大し、半径二十メートルだったエリアが半径三十五メートル近くにまで広がっていた。こうなると、いくらテレポートが使えるとはいえ上下左右自由な身動きが取れなくなってくる。観客を犠牲者にしないためには、彼女達全員が競技場を後にするより先に攻撃する必要があるようだ。


「ラクト、防毒マスクとかは――」

「バーカ。状態異常攻撃は、同じ攻撃、同じ強さ以上で帳消しにできるっての」

「そうなのか!」

「まあ見てなって」


 言うと、ラクトはステッキの先端を赤色から紫色の光に変えた。通常、赤髪の詠唱魔法は付加効果として相手を火傷にするが、このように組み合わせ方をいじることで付加効果を変更でき、紫色の光の場合は火傷の代わりに毒攻撃が付加される。また、相手の火力より弱い攻撃では意味が無いので、さらに赤髪は自身の詠唱魔法を一回発動する分の魔力を使って、毒による付加ダメージを高めた。


「正義を執行する! 五焔一撃ブレイズ・ストライク!」


 ステッキの先端部から放たれる紫色の焔。碧龍王の体に当たると焔は桜の形を作った。刹那、周囲に漂っていた毒攻撃による悪影響が収まる。液晶に映っている映像に色の反転やブロックノイズは出ていない。


猛毒ギフトギフト! 解除リリース!」


 碧龍王の毒攻撃による影響が収まったのは、ラクトがそれを上回る毒攻撃で抑制しているからではないらしい。赤髪が毒攻撃を解除したからといって、碧龍王による毒攻撃の効果はぶり返さなかった。彼女が「帳消し」という語を採用した意味を理解すると、稔は自分の考え方が愚かであると実感する。


「稔、二階の観客席より内側にバリア展開して!」

「なんで?」

「いいから早く!」


 稔はラクトによる必至の訴えを聞き、言われたとおり観客席の内側にバリアを展開した。バリアは球状だから、半径四十メートル程度に設定すると上空や地下も数十メートル確保でき、大地を揺らしたり空中を移動する技にも対応できる。相手が使う魔法の詳細が不明な状態で万全の態勢を築くにはもってこいだ。


跳ね返しの透徹鏡壁バウンス・ミラーシールド!」


 しかし、稔の魔法の効果が発揮されてすぐ、競技場中央に降臨した碧龍王は魔法を使用した。予想通り、魔法を使わない限り攻撃してこなかったようだ。でも稔もラクトも攻撃してしまっている。二人ともセーブ地点に戻るような魔法を使えないから、碧龍王の攻撃に対抗するか降伏する以外に採れる手段はない。


「……こっち来てないか?」

「カナリア属性とかカーマイン属性じゃないし、押し潰すような攻撃でもなさそうだから、そう簡単にバリアが破壊されることはないと思うけど――」


 龍はバリアの内側に居る。稔のようにテレポートを使えるとなるとまた話は変わってくるが、そもそも場所を知らなければ通常魔法によるテレポートは使用不可能だ。となると、押し潰すような攻撃というのは考えにくい。よって、可能性として有り得るのは、超高火力によるバリアの破壊くらいである。


「焦点は超高火力の意味するところか……」

「そういえば、今まで稔のバリアを破壊した敵って大体がカナリア属性だよね。一部、魔法の効果を無効化するとかいうチート技を使ってきた例もあるけどさ」

「まあ、そうだな」

「カナリアがブラックに攻撃する場合、タイプ一致で1.5倍、属性相性で2倍、計3倍になる。超高火力が威力3倍で使用されるんだから、堪ったもんじゃないよね」


 その魔法によって相手に与えるダメージが十万の場合、十五万ダメージ未満を弾く魔法を使わると勝ち目がなくなる。しかし、タイプ一致と属性相性を上手く利用することで攻撃力が上昇するから、上手くいけばそれだけで三十万ダメージというとんでもない高火力攻撃を叩き出すことが出来る。


「だけど、蒼龍王に押し潰された時以外は穴が空いたとか、そんな感じだぞ?」

「つまり、本当に危うくなるのは《ブースト・キューブ》の場合か」

「ブースト・キューブ?」

「特定の敵に対して攻撃力が跳ね上がるんだよ。例えば、主人と精霊が戦う場合とかね。個人的には、駆け出しの冒険者みたいな俺らが紫姫を落とすことが出来た原因の一つだったんじゃないかと思ってる」

「ところで、そのブーストキューブとやらで、攻撃力は何倍されるんだ?」

「3倍。二つ合致してれば9倍にまで跳ね上がる」

「インフレ待ったなしだろ、それ……」


 先程の例だと、タイプ一致、属性相性抜群、種族相性抜群で、攻撃力が9倍にまで跳ね上がることになるから、当初十万だったダメージが、一気に九十万ダメージになるのである。上手くいけば、形勢逆転からの一撃というラストが現実味のある話になるのだ。もっとも、防御側からすれば酷な話であるが。


「碧龍王、バリアの周辺を周回してるね」

「次の一手で凄まじい威力の攻撃を撃ってくるんじゃないか?」

「バリア、耐えられるかな?」

「……ごめん。それ、やってみなきゃわからない」

「さらっと俺の発言真似すんなっ!」


 ラクトはそう言ってムスッとした表情を見せる。笑ってもらうために発した台詞ではないのにネタにされるというのが不愉快らしい。彼女に困って欲しい気持ちなど無いので、稔は「ごめんごめん」と軽く謝っておく。赤髪は彼氏にあーだこーだ言うことなく、黒髪が謝罪の弁を終えてすぐに許した。


「……サイレン? 火事でも発生したのかな?」


 その時だ。競技場内に取り付けられていた火災報知機が一斉に鳴り出した。家庭用のものと違い、公共施設のサイレンの音は消防車が鳴らすものを改良したもので、緊急地震速報並みに恐怖を煽るわけではないにせよ、突然鳴り出したこともあって、稔もラクトも身体を震わせた。しかし、その後は二人とも落ち着く。


「俺がニコルに頼んでおいたんだ。『観客全員の避難が終わったらサイレンを鳴らしてくれ』ってな。要は、やっと本格的な戦闘が出来るってことだな」

「バリアの内側に入る?」

「バリアの外側から攻撃したいところだが、ラクトが撃てる詠唱魔法は残り僅かだ。それに俺、近距離戦闘を主としてるからさ。内側じゃないと戦えない」

「じゃ、またヘッドホンで連絡取る方向で行く?」

「そうだな。てか、俺が斬りに行く前に一発撃ってくれないか?」


 稔の注文を聞くと、ラクトはすぐにマイク付きのヘッドホン――ではなくイヤホンを二つ作った。周囲の音を封じてしまうようなヘッドホンでは、活発に動く碧龍王とやり合うには不利だと判断したのである。また、イヤホンは右耳用だけだった。留め具と本体で耳を挟んで着けるタイプで、落ちることはなさそうだ。


「いいけど、こっから先、詠唱魔法使えないよ? 下手したら物作るのも――」

「前言撤回。連絡用機器を作ってくれればいいや」

「了解」


 電源を入れて初期設定をしているラクトの隣で、稔はラクトが体調不良を訴えていないかだとかを確認した。しかし、魔力残量の減少が体調に影響を与えることは極稀な話。赤髪の顔や体に不調は見られない。


「……なにじろじろ見てんのさ。顔になんかついてる?」

「顔にも体にもついてないぞ」

「こういう局面で下ネタを吐いちゃう神経が理解できないんだけど」

「下ネタで怒らないところも好きだぞ」

「……さっ、さっさと出撃しろ!」

「おいバカ、落ちる落ちる!」


 久しぶりに稔から「好き」と言われ、ラクトは顔を真っ赤にする。恥ずかしい言葉に対する耐性が出来たのは事実でも、不意打ちには弱いままだった。赤髪は照れを隠すために黒髪の背中を強く押し、競技場中央へ進ませる。しかし、これでは落下してしまう。稔は自己防衛のために思わず声を上げた。ラクトも冷静になって背中を押すのをやめる。刹那、罪悪感から謝罪の言葉が出た。


「ごめん!」

「気にすんな。じゃ、行ってくる」

「頑張れ!」


 拳を握った状態で合わせる稔とラクト。お互い同じタイミングで頷き、黒髪はバリアの内側へとテレポートする。しかし、それから一秒足らずのうちに、それまでバリアの縁を周回していた碧龍王が稔のほうに向かって突撃を行った。周回していたことも相まって、龍は凄まじい勢いで加速する。


「稔っ!」


 ラクトは思わず彼の名を叫んだ。だが、次の瞬間。バリアの中に砂嵐が吹き荒れたのが視認できた。幸いバリアで龍の周辺を囲っていたために、砂嵐が赤髪の居る場所や観客達が逃げた場所に到達することはない。ラクトは自分と観客の安全が確保されたことを確認すると、稔に話しかけた。


「稔、大丈夫?」

「ああ、絶賛交戦中だぜ!」

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