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チートなしで敗戦国家を救うことになりました。  作者: 浅咲夏茶
三章B エルダレア編 《Changing the girlfriend's country》
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3-88 ヘアスタイルとメンバーチェンジ

 夜が明けた――というのは幻想だ。稔は確かに目を覚ましたが、手にとったスマホのロック画面は現在の時刻が午前四時であることを示している。加えて外は雨模様だ。音は聞こえていないが、寝る前に見た美しい月の光を見ることは出来ない。


「かわいい……」


 そう言う稔の隣には、発言の対象となった熟睡中のラクト。例の枕は抱き枕にせず、頭を置いて使っていた。そんなラクトは、ストレートヘアの赤い髪の毛を枕一面に広がらせ、稔の方向に寝顔を見せている。すう、すう、という音が耳に届くと、黒髪男は心が和む感じを覚えた。


「サラサラしてんな……」


 そこまで髪の毛が長い訳でもないので、ラクトは髪の毛を結ばずに寝ていた。もっとも、結ぼうと思えば結べる長さではである。そういうことから触って欲しいのではないかと思い、稔はつい彼女の赤髪に手を出してしまった。


「髪を結んだ姿……」


 そして、そんなことを想像する。注文を付けて「なにそれ」とか言われる可能性は否定できないが、ラクトのことだから九割方は受け入れてくれるはずだ。考えれば考える程に気持ち悪さが増していくことを薄々感じながらも、稔は愚劣なことを五分ほど考え続けた。




 稔が頭を撫で始めた頃。行動が蓄積していたことが引き金となり、ついに熟睡中のラクトが起きてしまった。寝起きの状態ではまだ、うっすらとしか目が開いていない。けれど、段々と状況を把握していくにつれて目は自ずと開いていくものだ。そうして目線があって、恥ずかしさが募っていく。


「……」

「――」


 気まずさが大雪のように降り積もり、稔とラクトは互いに口を閉ざして声を発そうとしない。だが、朝からこの調子では今後が思いやられるのは確かだ。一つ恥ずかしさを打破すれば会話が軌道に乗ることは双方とも知っている。そこで二人は、状況をうち壊すために話題を持ちかける。


「ラクト」「稔」


 話題を持ちかける際、二人の声が重なった。この雰囲気を改善しようという強い思いは互いの心に届いたが、恥ずかしさから心臓の鼓動は早くなるばかり。次に出てくる言葉さえ、照れ加減を強めるほかならなかった。


「さ、先言えよ」

「いいよ、そっちこそ先に……」

「じゃあ、その言葉に甘えて――」


 ここで自分が出なければ、バカップル間での会話を遅延させようという神による試練はさらに長い時間の掛かるものになるだろうと思った稔。「ラクトの言葉を受けて」と説明がつくことも理由として、彼は自分の言いたいことを話す。


「髪の毛、結んでくれないか?」

「分かった。でも、ミディアムが結ぼうと思っても、出来る種類は限られるよ?」

「いいよ。たまに違ったお前が見たいだけだ」

「そっか。まあ、三日目だし、多少ヘアチェンしてもいいかもね」


 稔の提案に否定的な意見はなく、ラクトはすぐに布団から出て床に正座した。昨晩と同じ服を着ているが、夜よりも胸部の露出度は低い。だから稔は、変な気を持たずに彼女が髪の毛を結ぶ姿が見れると思った。しかし、ヘアゴム数本を作り出したところで転機が訪れる。


「咥えゴム……だと?」

「いや、両手塞がるじゃん。二度手間じゃん」

「確かに……」


 正座しているのだから、太ももの上にでも置いておけばいい。稔はそう思ったりしたが、口から髪の毛に向かわせるのと他部から髪の毛にヘアゴムを向かわすのでは大きな違いが有るらしい。もちろん、その話はラクトの個人的意見だ。


「……で。注文は?」

「好きなように」

「ここ、床屋じゃないんだけどな」

「美容室通いだから!」


 稀に「オタクのくせに美容室通いとか生意気」と言われる稔だが、美容室からギャルゲーマー追放令が発表されている訳ではない。もちろん、彼は床屋が嫌いなわけではない。行かない理由は、高校入学まで髪型が坊主で固定されていたためだ。月一で坊主にされることへの猛反発から、稔は利用していない。


「なんか意外だ。でもほんと、そういう固定概念って嫌だよね」

「本当だよ。月一はまだしも、なんで必ず坊主なんだよ」

「でも、似合えば問題ないじゃん?」

「それは俺に対する皮肉とみて問題ないな?」

「ごめん」

「許す」


 似合う人だったら坊主を好んで注文するかもしれないが、残念なことに、稔という男は坊主が壊滅的に似合わない男だった。今でこそ親に猛抗議する力を身につけた黒髪だが、義務教育課程でそんなことをやっても単なる批判にしかならない。最終的には論理でガチガチに固められ、散髪など親にされるがままだった。


「まあ、触れて欲しくない過去ってやつだな」

「触れちゃったけど」

「それはお互い様だろ。俺もラクトの経歴知ってるわけだし」

「全部じゃないけどね」

「まあな」


 幾ら親しくなって関係が強固なものになったとしても、共有出来る情報には限りが存在する。嘘の情報を含めたとしても、相手から聞けない話は絶対にあるのだ。どんなに人間がコミュニケーション無しで生きていけない生物であろうと、所詮は元を辿れば一人身の存在。言えない話、聞けない話はあって当然だ。


「さて。じゃあ、お好みということで……団子にします」

「団子か。一気に雰囲気変わりそうだな」

「それはどうかな」


 そう言うと、ラクトは作っておいたヘアゴムの一つを右手に軽く絡ませた。それを団子を作る位置に持って行き、まず一つ目の結びを作る。その段階でストップを掛ければ、ヘアスタイルはポニーテールだ。でも、団子は先に行程がある。


「手慣れてるのな」

「これでも昔はロングヘアだったんだよ。今じゃ全く面影無いけどさ」

「確かに」


 加えながら喋るられるところに、稔はラクトの余裕を感じた。一方で団子作りは進んでおり、二つ目のヘアゴムが右手に絡ませられている。そうこうしているうちに、くるくるとラクトは結んで余った髪の毛を回し始めた。そうして団子を形成し、最後にヘアゴムで留めて形を整える。


「よっ」


 アクセントが欲しいと思ったラクトは、色合いを添えるためにシュシュを作り出した。色は紫色だ。もちろん、雨模様の日に暗い色のヘアアクセサリーを着けるなどとんでもない暴挙である。その点は気を遣って、ラクトは彩度の高い紫色のシュシュを使っていた。


「神だ……」

「髪の毛だけに神って感想コメントには脱帽だよ」

「誰がうまいこと言えと言った。俺の言葉にそんな意図ねえぞ」

「そう?」

「そうだ」


 うまいことを言ったなんて微塵たりとも考えていなかった稔。黒髪は彼女に言われてようやく気がついたレベルだ。ラクトは稔の主張を信じていない様子だったが、明言していないことや脳内を探ってもソースが掴めないことを理由に、自分が考えていたことが間違いであることを認める。


「確かに、稔は単なる感想を述べたまでみたいだね」


 頷きながら言うラクト。男は動くものに目が向かうとよく言うが、稔は髪型が変わってすぐに取られた彼女の行動を思わず目で追いかけてしまった。


「人間観察でもしてるの?」

「間違ってはいないな」

「へえ。やっぱりこれが原因?」

「当然だろ」


 ポンポン、と手慣れた手つきで作った団子を軽く叩くラクト。まじまじとシニヨンを見ると、ミディアムと謳っている割にはセミロングが結んだような長さの団子が出来上がっている。そこで稔は、話題を切り替えた。


「つか、お前って本当にミディアムヘアなのか?」

「ミディアムだよ。できれば、セミロングにしたいんだけど」

「成りかけだと思うけどな、個人的には」

「そうかな?」


 出来た団子の量や普段の髪の毛先がどこにあるかを考えても、稔は髪型を言い換えなければいけない地点に来ているのではないかと思った。でも、それを強制したりはない。他人がどう言おうと、自分がそう言っていればそういうことになるからだ。もっとも、美容室では定義を決めている訳だが。


「まあ、そんなのどうでもいいや。とりあえず、今日一日これで過ごす」

「いいのか?」

「いいよ。受け良かったし、久しぶりに団子作ったこともあるしね」

「そっか。まあ、お前の好きにしてくれ、ラクト」


 稔が問うと、ラクトが頷いた。それから間を置くことなく、彼女は言う。


「ギレリアルに行くための打ち合わせでもする?」

「そうだな。どうせ、すぐに朝ごはん出来るんだろ?」

「昨日食べきれなかった分のご飯がまだ余ってるから、おそらくね」

「決まりだな」

「うん」


 ラクトの返答の結果、これから向かう国に関しての話をすることが決定した。まだ朝も早いため、二人は雑談を交えて話を進行することにする。重要な部分は茶化すようにして話すようにすれば、さほど問題はない。


「はじめに。情勢的にギレリアルはどうなんだ?」

「情勢的には問題のない国家だよ。犯罪率も大陸の中で一番低いみたいだし、教育水準も第一位。経済力も世界一位で、データアンドロイドをはじめ技術力にも定評がある。交通機関もしっかりしてるから、心配は不要だと思う」

「しっかりした国なんだな」

「本当、そうだよね」


 軍事力で見ると、流石に魔法使用可能な種族を有する国家との対抗で劣勢を強いられる。だが、その点は『対精霊』や『対罪源』を謳う戦姫で対抗しており、魔法という簡単に進化させることの出来ない固定的な攻撃に比べると劣勢を拭うことは可能だ。


「となると……。借りてる精霊たち、帰しても大丈夫か?」

「大丈夫だと思う。ただ、帰すと更に少数精鋭になるのは確かだから、もしかすると自分で自分の首を絞める結果になるかもしれない」

「なるほどな……」


 紫姫、サタン、アイテイルを除く精霊は貸し出し許可を得て配下に押さえている精霊だ。配下に押さえるということは相手を奴隷にするわけではないから、最終的には返却する必要がある。一番長い精霊とは一日以上も行動を共にしているわけで、ここで返却しないと後々響いてくる可能性がある。


 だが、返せば返したで問題点が浮上するのは確かだ。いくら紫姫が対精霊を謳う戦姫との戦いに強いとはいえ、彼女だけに頑張ってもらうのでは限界がある。その点を踏まえると、役割分担が必要だ。しかし、役割が多すぎても指示が行き届かなければ意味はない。昨日の案件を通してみても、紫姫とサタン以外の精霊を稔が召喚したシーンは指を折る程度だ。


「(となると、帰しても問題ないか……)」


 返却対象となるのは、カムイゲイル、エルジクス、イステル、ユースティティア。また、ルシファーとルシフェルが稔の魔法陣内に戻ってきたのかを確認する必要も在った。そうなると、魔法陣内にはヘルとスルトのみが残ることになる。


「(可哀想だが、まあ、これで連絡が取れなくなるわけではないしな……)」


 稔はスマホを持っている。必要があればラクトが作ることも出来る。加えて稔は、返却する精霊の主人の殆どを知っていた。メールアドレスも知っている。カムイゲイルを除けば、皆と連絡が取れるということだ。


 メリットもデメリットも抱えた大きな局面。稔は決断を下すことに慎重な姿勢になりかけたが、最後は自分が思ったことをそのまま口に出した。


「直接契約した訳じゃない精霊四人を主人のもとに帰還させる。……どうだ?」

「ちゃんと帰らせる旨を載せたメールを送るのが条件なら、私は賛成するよ」

「それは良かった。じゃあ、そうすることにする」


 稔はそう言い、即座に言った。


「――ゲイル、エルジクス、イステル、ティア、召喚――」


 召喚。つまり、魔法陣から出すということ。召喚の宣言から間もなく、四人は召喚されて稔の目の前に立った。翻って黒髪は、開口一番にこう言う。


「貸し出しを行ってくれた皆の主人に感謝の気持ちを表すとともに、今後も頑張って欲しいという激励の思いを皆に届けたい。ありがとう、みんな」


 一礼する稔。刹那、部屋に拍手が巻き起こる。反論などはなく、かといって主人のもとに戻れることへの嬉しさの表現も無かった。しかし、彼女らが冷たい訳ではない。その拍手は温かで、短いながらも時間を共有できた喜びを表わしていた。同頃、興奮冷めあらぬ中で稔がゲイルに問う。


「ゲイルの主人の携帯番号を知りたいんだが……分かるか?」

「そんなん知らんわ」


 稔は「えっ」と感情を顔にそのまま示す。するとその時、彼は誰かに背中を叩かれた。魂石の一つが光っているのが確認できる。直接契約の上で配下に押さえている精霊がとった行動であると分かると、稔は即座に後ろを向いた。


「貴台が精霊を七人揃えたことで、どうやら新機能が開放されたようだ」

「新機能?」


 気になる点を復唱すると、紫姫は頷いて答えた。


「うむ。貴台と一番親密な関係を持つ精霊である我が、他六名の精霊達との交信を繋ぐ、言わば『電波塔』のような役割を果たすことで連絡を取り合えるようになったのだ。故に、貴台が言う『携帯番号』とやらは不要と考える」


 この説明には稔も納得し、「なるほど」と言って紫姫同様に首を上下に振った。携帯番号が不要である正当な理由を得た稔は、もう引き下がる必要のある箇所も無いと思って遂に決断を下す。紙面に押印した方が良いことは重々承知だったが、そもそも貸し出し時に契約書を交わした覚えはない。そのため稔は、口約束ですました。貸し出し期間を終わらせる旨を、少女たちに伝える。


「任務ご苦労であった。気をつけて主人の元へと帰還せよ!」

「はい!」


 稔が言うと、精霊四人は口を揃えて同じ言葉を発した。寸秒後、貸し出し契約の終わりが宣言されたということで、四名が一斉に主人の元へと帰還する。もちろん、ヘルとスルトの言い分を十分に聞いていない点など、反省箇所もあるが。


「……ん?」


 ヘルとスルトの話を稔が脳内でした刹那のこと。稔のスマホに一通のメールが届いた。送り主は警察官であるエイブ。だが、内容は彼の管轄外にあたる話だった。送られてきたメールの旨は、おととい捕まった爆弾魔の男に関する話。二人の元主人に関する話だった。


「どうかした?」

「いや、メールが届いたんだが――」


 稔はそのメールの内容を見てラクトに相談する案件だと思い、感情に動かされる形で彼女に画面を見せる。内容を見ると、赤髪はそれを声に出した。


『エルダレアの英雄くんへ。

 この時間に送信することになって申し訳ないんだが、君が契約した二人の召使に事情聴取の依頼が届いている。場所はボン・クローネ警察署だ。朝一の列車ないし飛行機に乗って来て欲しい。開始時間は午前十時。遅れずに頼む。

 ああ、なにも君が来る必要はない。君と同じテレポーターであれば不問だ』


 テレポーター、即ちサタンを付添人として同行させろと言っているようなものだ。彼女が激情に駆られないか心配ではあったが、普段の「先輩」と稔を慕う様子を考えれば、三歩後ろで歩く消極的な精霊と言っていいだろう。


「サタン……か」


 サタンは言うまでもなく、『黒白』の強力なバックサポーターだ。彼女が居たからこそ昨日の空前のテロ事件が未然に防げたわけで、チームの中でも重要な面子である。だが、人族と衝突すると本来の力は最大限発揮できないと稔は聞いていた。対人族であればさほど支障は出ないはずである。


 そんなふうに稔が内心で色々と考えていると、その当事者自らが現れた。それを受け、稔は声に出さずに召喚宣言をし、ヘルとスルトを召喚する。


「先輩の胸の内を明かさないところ、あまり好きじゃないです」

「悪かったな。……それで、案件は聞いてたか?」

「はい。ぜひ、引き受けさせて下さい」

「やけに積極的だな」

「嫌ですね。私はこういう精霊ですよ、先輩」


 違うような気がしなくもなかったが、稔は受け入れてもらえたことで喜びを覚えていたので特に気にしないでおいた。同頃、一方の二人からも声が聞こえる。


「マスター。おはようございます。あの主人と会うことになるのは余り良い気分ではないんですが、どうあがこうと仕方のない事ですし、行ってきます」

「私もスルトと同意見っす。そういうことで、行ってくるっす」


 嫌という気持ちは確かにあるようだが、警察からの話には流石に逆らう気はないらしい。スルトが言うように、「仕方のない事」だからだ。


「とりあえずロパンリ駅まで一飛びで行って、そこから特急列車でボン・クローネまで向かうことにします。金額的には――どのくらいでしたっけ?」

「そんなの気にすんな。これ持ってけばいい」

「これって……」


 太っ腹にも、稔は八万フィクスをサタンに手渡した。ラクトも紫姫も目を丸くしているが、一番目を丸くしているのはヘルとスルト。サタンは落ち着いた表情を浮かばせている。お金を取り扱う極意を知っている顔だ。


「俺と紫姫が協力してゲットした八万フィクスだ。好きに使ってもらって構わない。もっとも、食費も電車賃も込みの値段なのはちゃんと考えて欲しいけどな」

「ありがとうございます、先輩! 大切に使わせていただきます」


 そう言って受け取ると、サタンはラクトの特別魔法を使って財布を作った。そして、貰った札を一式まとめてそこへ入れる。


「では、私たちは先に行きますね。テレポートも良いですけど、行きは電車で風景を見ながらボン・クローネまでまで行くことにします」

「そっか。少ない時間だけど、女子三人で満喫できる旅をしてこい」

「はい、先輩!」


 サタンがそう言って笑顔を見せると、大体十秒くらいで三人は駅へとテレポートした。紫姫の特別魔法を使って特急列車の乗り方を覚えたが故に取られた、早めの行動である。忘れてしまっても魂石越しに聞けるが、やはり一度覚えたら覚えたままでいたいもの。サタンは、若干プライドが高かった。


 そうして、稔達の居る休憩室には静寂が訪れる。だがすぐ、稔がその空気を打破した。周囲の赤髪と紫髪は、それに賛成意見での反応を示す。


「雑談でもするか」

「賛成!」

「そうだな」


 そして、昨日契約したばかりの銀髪巨乳も魂石から出てくる。


「私も忘れないで下さい……」

「忘れてねえよ」


 現況での稔配下全員が揃うと、稔が言った。


「さあ、雑談の時間だ!」

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