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チートなしで敗戦国家を救うことになりました。  作者: 浅咲夏茶
特別章 精霊の恋愛事情 《She shouldn't have loved him.》
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EX-7 ニーズヘッグ攻略戦

 そう言って、ラグナロクと名乗る女は稔と紫姫のヒットポイントを全回復させた。けれど、それは巧妙な手口だった。ヒットポイントが一〇〇パーセントになったかと思った矢先、魔法を使用してきたのである。指パッチンも魔法使用宣言も無く、突如として電撃が飛んでくるものだから、当然、『黒白』は驚きを隠せない。


「ボクには相手を思いやる気持ちなんて無いんだ。一人狼が最強だからね」

「だからって、こんなのは……」

「キミは『プラマイゼロ』という言葉を知らないのかい? というか、躱せたのだから喜んで欲しいものだ。最終階層まで来た癖に、これほどとは呆れ返る」


 殺す気満々で居たらしい。あまりに人が良すぎる稔に対しては、その感情と同時に嘲っている。ラグナロクは両手を左右に広げて上を向き、大笑いしていた。


「……早くボクに報復攻撃をすればいいのに、なぜ攻撃しないんだい?」

「先制攻撃に腰を抜かしそうでな。最低な奴だと思って可哀想に思ってたんだ」

「ハハハ、ザコ中のザコが言ってくれる!」


 そう言い、先程お見舞いした電撃を撃つラグナロク。けれど、パターンが読めた上に電撃という一直線上の攻撃なら、紫姫の空気砲で容易に対処できる。そう考えて指示を出そうとするのだが、稔が司令官ヅラして紫髪に指図する必要は無かった。指示を出す前から巨大銃を後ろに背負っていたのである。


「ラグナロク。悪いが、言葉は選んだほうがいいぞ?」

「嘘――」


 発射した電撃を空気砲に打ち砕かれ、黒髪貧乳女は顔を青白くした。どれほどの自信が彼女にあったか分かる。そんなラグナロクは、自身の最強神話が崩壊したことによって狂乱状態に陥ってしまった。黒かった目は充血して赤色へ変化を遂げている。左頬に左手、右頬に右手を触れさせ、それを下へと向かわせながら笑みを浮かばせた。もう、病んでいるとしか思えない。


「ボクを攻撃した罪を償え。さもなくば、ボクはキミを千年恨み続ける」

「千年? 千秒の間違いじゃないのか?」

「ボクを嘲笑いやがって。これは絶対に許すことが出来ない」

「……」


 嘲笑ったのはラグナロクの方が先であるし、理不尽な先制攻撃をしてきた黒髪貧乳女こそ恨まれるべきだ。けれど、ネジが何本も外れたキチガイに正論など通じない。それは、グリモワールとの戦いを通して十二分に理解していた。


「散々煽っておいて何を言う。自分は挑発して良くて相手は挑発してはダメ? なんてバカバカしい。お前はラスボスだろ。虫のいいことを言うな」

「ラスボスなどという括りで判断される筋合いは……」

「なら、この仕事を降りればいい。まあ、そう言っても降りないだろうけど」


 肩書だけで全てを判断できるかといえば、それは違う。すぐ首を上下に振ることは出来ない。けれど、肩書が重要な判断材料になるのは確かだ。辛い仕事を引き受けたのに肩書を持ち続けているというのなら、なぜ肩書という肩の荷を下ろさなかったのか。稔は、ラグナロクの返答にそんなことを思った。


 だが、しかし。肩書という重荷を下ろせなかったのは、ラグナロクの性格が一番影響していたらしい。稔が挑発するように台詞を吐いて少し経ち、黒髪貧乳女が自白したのだ。彼女の目には涙が浮かんでいる。稔は、泣かせてしまって罪悪感を募らせるが、話を聞いてみなければ自分に非があるかは判断できまい。


「きっぱりと断れるなら、ボクだってそうしたいよ! でも、できないんだ!」

「そう。けど、俺の主張はそこじゃないんだわ」


 稔が『ラスボス』という肩書に触れたのは、あくまで説得力のある話にするためでしか無い。話の本来の意味は、簡潔に述べるのなら、「最初に先制攻撃を行った癖に生意気なことを言うな」というものだ。故にその点で理解できる反論が飛んでこなければ、稔が動じることはない。


「『仕事を降りたい』って思ってるのか。じゃあ、あの先制攻撃は何だ?」

「あれは――」

「俺と紫姫が騙されて致命傷を負うことを期待していた……、違うか?」

「違う!」

「なら、『慈悲』と言った後に矛盾する攻撃をしたことをどう説明するんだ?」

「それは……」


 稔から追及を受け、ラグナロクは別の話題に会話を逸らす機会が無いか窺う。しかし、見ず知らずと言って過言ではない男だ。幼児体型というエサで釣ることの出来ない男だ。話を変更するのは大勝負同然であり、ラスボスには出来ない。結局、彼女は言い逃れする方向へ走った。だが当然、報復が待ち受けている。


「魔法の選択ミスだ。人為的、初歩的な間違いだ」

「真っ赤な嘘だな。残念だが、こっちには証拠がある。嘘を告白するのはせ」

「……」


 稔はラグナロクに対し、腕時計に装着していた端末の画面を見せた。そこには、通話相手の名前が記されている。その名は、『ラクト』。『バトルツリー』というアトラクションを紹介した張本人だ。彼女は稔含め現場に居る全員にバレないように録音をしていたらしく、聞こえてくる肉声には稔と紫姫のものも含まれていた。だが、これでラスボスが逃げ切れなくなったことは言うまでもない。


「ラグナロク。お前が戦いたくなければ、俺は戦わない」

「おい、稔! 貴台は正気なのか?」

「俺は正気だ」


 稔は誠意の証拠として、武器の一切を手に持たないで言った。何が起こるか分からない戦場でそのような行動を取るなど、「命知らずの馬鹿野郎」と同然。自分で自分を否定するようなものだ。もっとも、すぐ近くには紫姫が居る。稔が魔法を使用できないことで敗北が確実となる訳ではない。


「精霊とか仮想空間上に存在してるとか、生き返ることが確実ならまだしも、確実ではない敵対する必要の無い相手に攻撃を加えるなんて有り得ないだろ」

「嘘だ……、嘘だッ!」

「嘘じゃない。理不尽な人殺しをする気はないし、なにより俺は正義を貫く」


 稔の前方に出て防衛に当っていた紫姫より前方方向へ進み、黒髪男は「後衛を頼む」と一言紫髪に伝えた。紫姫は、主人に万が一のことがあれば自分が出動すればいいだけの話と思って、ゴーサインを出す。同頃、紫姫は拳銃を構える。それから十秒程度が経過し、稔はドストレートな質問をラグナロクにぶつけた。


「お前、死にたいのか?」

「死にたくない!」

「なら、なおのことだ。俺に無駄な鮮血を見るつもりなど無いからな」


 稔はそう言って更に黒髪貧乳女に近づく。だが、次の瞬間――。


「来るな!」

「稔――ッ!」


 魔法陣の上で銃声音が聞こえた。寸秒し、紫姫が叫ぶ。だが、稔はそれに返答をしなかった。緊迫した状況下においてまで紫姫をシカトしたい訳ではない。かといって、黒髪男が死んだふりをする為にでもない。配下の精霊へ自分の状況を伝達しなかった理由は銃声から七秒で分かった。


「弾い……た?」

「違うな。正確には、『砕いた』だ」


 稔の左右に握られていたのは、剣だ。『終焉の剣シュヴァート・エンデ・ツヴァイ』と厨二チックな名称を付けた、あの特別魔法ではない魔法が発動していたのである。不戦の誓いを建てたが、あくまでも交戦権であり自衛権が無いわけではない。憲法解釈の問題に似たような話になるが、稔は色々と考慮した上で自衛能力を発動していた。


「……」

「降伏したいなら是非してくれ。俺は無闇矢鱈、鬼畜な戦闘は控えたい」

「けれど、ボクが敗北を認めたら――」

「十一階までの奴らが可哀想、とでも思っているのか? 全く、お前は残念極まりない女だ。俺も紫姫も、十二階層のラスボスのほうが不憫だと思ってるぞ」


 残念な女。その言葉が似合うのはラグナロクではないかと、稔は本気で思っていた。慈悲といって無慈悲な攻撃をし、追いやられた後に意味不明な発言をして発狂。黒髪貧乳女と稔との戦いを簡潔にまとめればそうなる。休戦を申し込んだのはラグナロクを思ってのことで、稔には攻撃された意味が分からなかった。


「戦闘というのは、戦闘技術だけではなく話術や自制心も問われる」

「おいおい。それら全てが跳ね返るぞ、ラグナロクに」

「だからボクは、キミとの戦闘を止めない」

「そうか。――だってよ、紫姫」


 稔は万一を考えて振り向きはせず、紫姫に背を向けて言った。頼られている証拠がまた発見できたと思った紫髪は、精霊の特権を用いて稔の傍へと即座に移動する。巨大空気砲を至近距離で攻撃した場合に大変な威力が発揮されるのは今までの戦いを見れば分かりきったことだから、無論、紫姫は最終手段とした。


「ラグナロク。死ぬ覚悟は出来たか」

「無論だ」

「そうか。なら、《最終決戦ゲーム》を始めよう」


 そうして、『黒白』とラグナロクの戦闘が再開する。紫姫は『白色の銃弾(ホワイト・ブレット)』を惜しみなく使用し、その戦友を守るべく、稔は『跳ね返しの透徹鏡壁バウンス・ミラーシールド』を展開する。一方ラグナロクは、総攻撃をする覚悟を固めた。死ぬ覚悟を決めた以上はもう、怖いものなど無い。


「――運命を求めよ――」


 言い、ラグナロクは背中に翼を展開した。もさもさした白色の翼である。稔も紫姫も当初はそこへと目が向かうが、本来気にしなければいけないのは発された台詞。幸い、『黒白』はその重要な言葉に気づくことが出来た。一体なにが来るのか分からず動揺が双方に広がるが、情報を掴むと、紫姫が言い放った。


「バリアでは耐えられないかもしれない。厚くしろ」

「分かった」


 稔は紫姫からの指示を受け、バリアを三重にして防御態勢を取る。ここまで重層なら攻撃が弾けるだろうと『黒白』は判断するが、まだ攻撃が届いていないため結果がどうなるかは不明だ。そんな風にそうこうしていると、二人に対して強烈な攻撃が放たれた。その攻撃は、バリアに強い振動を与える。


「これは……」

「魔法名、『黄昏たそかれの旋律』。ヘルの『死者の歌声(デッドボイス)』に近い技だ。音波で、バリアも盾も炎も一掃する強力な特別魔法だ」

「強力――の割には、バリアが破壊されていないような気がするぞ?」

「それは空目だ。残念ながら、貴台が形成した中の外側二層が破壊されている」


 稔はそう言われ、該当の部分を凝視する。すると、確かにその部分は破壊されていた。『明けの明星(ダウン・ザ・ウェヌス)』程の火力でようやく穴が空く層を二つも壊したのだから、盾さえも一掃しまう強烈な音波と紫姫が言っていたのも頷ける。それと同時に、稔はもう一つの魔法がどのような強さであるか興味を抱く。


「ボクの攻撃に耐えたんだね。さすが最終階層まで到達しただけある」

「それは、褒めてもらえて光栄だな。でも――」


 そう言うと、稔は双剣を手に『瞬時転移テレポート』を使用した。行き先は言うまでもない。ラグナロクの背後だ。敵が内心を探れないと判断し、至近距離で後方から刺せば一撃必殺になるかもしれない――。淡い期待を抱きながら、稔は双剣を振りかざす。


「勝つのは俺らだ」

「それは――どうかな?」


 ラグナロクはニヤリと破顔すると、稔がバリアから出たことを逆手に取って意味深長な発言をした。同頃、稔の双剣がラグナロクの後方から入る。けれど、彼女に特別魔法でない魔法などカミソリ程度の威力。恐怖など感じなかった。


「嘘……だろ?」


 稔は目を丸くして静止した。自分勝手な行動を取ったことに相当なイライラを覚え、拳を力強く握る。打ち付ける板が無いため、怒りは一向に晴れなかった。そんな頃、ラグナロクの口から謎の言葉が発せられた。


憤怒の炎蛇(ニーズヘッグ)に告ぐ。此処ここに降臨せよ」

「いったい何が始ま――」


 だが、稔が思わず口に出した刹那のこと。形成していた残り一層のバリアが破壊されると、ラグナロクによって降臨させられたニーズヘッグが紫姫の方へ一直線に向かっていくのが確認できた。同時、稔の脳裏に最悪の展開が過る。


「異種姦なんて、そんなの、そんなの絶対にダメだ!」


 けれど、だからといってニーズヘッグに近づくことは出来なかった。理由は単純。ラグナロクが使用した魔法によって、一時的な麻痺状態に陥ったのである。そんなことは紫姫に聞かされていなかったから、もちろん対策など不可能。出来ることは叫声を放つことくらいだ。でも、それすら行わせないようにする。


「黙ってくれないかな? ボクの楽しみが消えちゃうよ」

「外道な女め……」


 張られたのは結界。紫姫が居る世界と稔が居る世界を別世界化したのだ。それに加え、マゾヒストなら喜ぶこと間違い無しの笑顔を浮かべた上で言う。それは誰もが分かり得る話なのだが、当事者は顔面蒼白になるしかなかった。


「ニーズヘッグにはキミの精霊と心中してもらう。これは時間の問題だよ」

「時間の問題……だと?」

「そうだ。いくら低能だからって、酸素が炎を燃やすのは分かるよね?」

「分かる……が」

「そして、燃えているのは密閉空間。……もう、わかったかな?」


 これから一体何が行われようとしているのか、そこで稔は理解した。密閉空間で炎を燃やし、二酸化炭素をどんどん増やしていくと発生しうる現象。それは一酸化炭素中毒を発生させることだ。もちろん、異種姦を狙っているのは間違い無い。だが、ニーズヘッグをこのタイミングで登場させた本当の理由は一酸化炭素中毒事故のほうにある。


 同じ頃、魂石越しに紫姫が衝撃の事実を知ってしまった。稔以上に顔面を蒼白させ、知ってしまったことへ恐怖を抱き始める。思うように身体が動かない。そして内心で紫姫は考え始めた。昼間のことを交えながら、徐々に近づいている恐怖の塊に焦点を合わせて。


「(攻撃しなければ犯される。犯されれば火傷する。火が燃やされれば二酸化炭素が充満する。そうなると一酸化炭素中毒になる。結果、自分は死に至る。ニーズヘッグも同じく死に至る。こんなところで負けるのは嫌だ。こんなやつに犯されるなんて尚のこと。死にたくない。火傷したくない。嫌だ、嫌だ……)」


 紫姫が崩壊し始めた頃、稔は自分が動けないことを悔しく思っていた。自分自身を治癒できる能力が無い以上、ここから動こうにも動けない。もちろん、強引に剥奪された紫姫の潔白を戻した身としては、彼女がまた処女を強引に奪われる姿など黙認するつもりはなかった。だが、過ぎてから誤解を消すのは難しい。


「(治癒……?)」


 ふと、稔の脳裏を過った言葉。そう多くは残っていないが、使用できる『回復の薬(ハイルリン)』がまだ残っていることを思い出した。それは一人用だが、だからと言って二人用に転用できなくない。そう思い、稔はラグナロクが悪魔のように笑みを浮かべている裏で伝達を発する。音量はゼロ以上の最小だ。


「紫姫。俺をそっちに導け」


 精霊特権。それを有効に活用して紫姫を救おうという所以だった。もはや、捨て身攻撃の提案である。しかし紫姫は、それを拒む。『回復の薬』を使用するのは稔だけで十分なのが理由だ。当然、拒否した以上は代替案を出す義務がある。紫姫はそのことを分かっており、稔に提案した。けれど実行ボタンしかない。


「断る。我はニーズヘッグを一発帰還させる」

「帰還?」


 紫姫から具体的な内容が示されない中、その話は進む。精霊は巨大空気砲を構えて後方へ下がり、すぐさま射撃準備に入った。これが背水の陣なのだということは、紫姫が片目を瞑って集中力を高める姿からひしひし伝わってきた。


「――覚醒形態アルティメット――」


 言葉からも伝わってくる。と、その時だ。付きまとう不審者のように紫姫の方へと近づいていたニーズヘッグが、紫姫との距離を残り五十メートル程度にして行動を静止した。紫姫は巨大空気砲を構えて嵐の前の静けさだと悟り、内心を読み始める。けれどそれは、敵に隙を作らさせる意図でしかなかった。


「(嵌められたか……)」


 紫姫がニーズヘッグの心の中を読み始めたのを合図に、猛烈な勢いに速度を変えて炎蛇が突撃しに来る。紫姫は自分の取った行動を嘲った後、至近距離で構えていた空気砲から、二倍の威力にしたデンジャラスバズーカを撃ち放った。


「――空冷消除マギアイレイジャー――」


 放たれる空気砲。それは、ほんの僅かな時間でニーズヘッグの腹部にストライクした。通常火力に上乗せされていた風の威力は計り知れない。その一方、氷を扱う紫姫に炎を扱う炎蛇への突撃は不可能だ。危険行為を犯してまで生存時間を縮める必要は無いから、紫髪は風に乗って追加攻撃に出たりはしなかった。その代わり、何度も空気砲を発砲した。


「炎蛇よ、去れ」


 合計五発を撃った頃。強風で可燃物を除去し、ニーズヘッグの体表にあった炎を鎮火した頃。紫姫は、その蛇を駆逐することに成功した。想定外の事態に、勝利を確信していたラグナロクは驚きを隠せない。もはや勝ち目は失ったようなものだと思ったらしく、相棒を失った自制心を捨てて発狂する。


「世界に終焉を……」


 言うと、黒髪貧乳女は髪の色を白色へと変化させた。そして、宣言が入る。


「――覚醒形態――」

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