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小さなことからコツコツと

作者: 空猫 ぷち


私卓球部員なんです。


でも補欠なんです。いつもボール拾いやってます。


それで、一回も公式戦に出たことありません。




それから、練習試合では試合を申し込まれた時しか戦いません。


え?なんでかって?


私利き手の右の肘から指にかけての腕がないんです。


義手をつけていますが義手は勉強をする時にしか役に立ちません。


ちなみに私は試合をしたことがありません。


つまり試合を申し込まれたことがないということです。


そりゃそうですよね。


でもこの私と試合をすること自体バカ莫迦しいということなんでしょうかね。


馬鹿にされているようでちょっとムカつきますが迷惑をかけるわけにもいかないので

しょうがないです。




そんな私なので、部員からいつもナース役に回るように云われます。


部員の中に一人だけ空回りしちゃう人がいて、


レギュラーで卓球上手なんですけど、


よく腕を痛めたり転んだりしています。


卓球は向いていないのに無理すると強くなるからよく怪我するみたいです。


その甲斐もあってうちの部はすごく強いです。


私がいい治療方法とか編み出してるんでうまくカバーしてるっぽいですが、


なにより送別会で顧問の先生から贈られる頑張りました賞で毎年たくさんお菓子の入った袋をもらっていてすっごい喜んでいていっつもそのために頑張っているようです。



でもうまいことブービー賞はありません。残念です。






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