前略part5
この章はこれで終わります、たぶん
再びでくわした友と友
「悠斗少しはなしをきいてくれ」
「はなしはその娘を引き渡してからしてもらおうか」
「頼む、悠斗・・・人間と吸血鬼の因縁を
断ち切ることができるかもしれないんだ」
「ふん、なにを吹き込まれたかは知らんが
どうしてもその娘を助けたいようだな」
「悠斗、あの娘の始末は僕がやります」
「わたしも援護します」
2人とも声のトーンがいつもと違う
「2人とも待って、少しだけ
本当に少しだけ話をきいてくれ」
「・・・・闇人形」
「悠斗!!」
「安心しろ、いますぐお前らを縛ったりはしない
ただ、一応敵という立場にあるモノと話をするそうだからな」
「(なんで話をきくんですか?)」
「(今のあいつの目をみてみろ、珍しく本気だぜあいつ・・
それに、うそをつけばおれが魔力のブレで見分けられる)」
「(そのときは・・・)」
「(・・・そういうこった)」
「まず、吸血鬼というのは本来、じぶんたちの集落でくらしてるんだ」
「ならばなぜこんなところにいるんだ」
「あなたたちが!・・・・あなたたちが私たちの村を壊したんでしょ!?」
「まぁまてアリス、おれも悠斗もこの世界のことをあまりしらないんだ」
アリスというのが吸血鬼の名前になった
・・・そう、この名前は亮がつけたもの
もともと吸血鬼に名前なんてないんだから
「・・・」
「話を元に戻そうか、レイどういうことだ?
おれたちが聞いた話と真逆だぞ?」