巫女さんの授業 1時限目 ~まほう~
プロローグにまとめられるはずもなかったので何回かによって
召還した本人に説明していただきます。
悠斗side
俺たちが勇者(?)として召還され、馬車に乗せられて王都にある城に向かう途中
「「・・・・。」」 「どうされましたか勇者様?」
なんで巫女さん(仮)が一緒にいるんですか。
「ええと・・・・なんで一緒にいるの?」
「魔王を倒してもらう前に何かあっては困りますから(キリッ」
エッヘンといわんばかりに無い胸をはる巫女さん
「というかあなたは誰?ここはどこ?なんで馬車?」
そうだー、そうだーもっといってやれ亮ー
「城でお話しする予定でしたが良いでしょう。私の名前はレイ
ここは・・・・あなた方のいた世界とは別なものと考えてください。」
あ、今めんどくなったからはしょったよこの娘
「なぜ馬車か?と聞かれますとこちらの世界で一番の 足 だからとしかこたえることができません」
なんですと?
「あれ?自動車とかせめて蒸気機関車とかは?」
「・・・・それはどのようなもので?」
「なんで異世界から召還できて、車の1つもないんですか」
「こちらでは最高の技術を使い馬車を作っているのですが・・・。」
「それが魔法というものか、・・・・・てか俺ら魔法つかえなくね?」 「確かに・・・・。」
「その点についてはご安心ください、きっとあなた方はすばらしい属性をお持ちでしょう。」
ニコニコしながら属性とかいいはじめるレイ氏、なぜだろうオラワクワクすっぞ
「その魔法とやらをせつめいしてもらおうじゃないか」
「はい。魔法を使うには魔力がひつようで
その魔力というのは属性によってほぼ決まります。」
「その属性ってのはなんなんだ?」
「ようするに使える魔法の種類です。炎、水、土、金など具体的なものから
皇帝、神官などのように抽象的なものまで存在します。」
「「フムフム」」
「先ほど申しましたとおり、レアな属性ほど魔力が高いことが多いです。」
「ようするに炎より皇帝のほうが魔力がたかいってことか?」「ほとんどせいかいです。」
「ほとんどとは?」
「何事にも例外はあるものでございます。まれに2、3個の属性を
もちあわせている人間がいるのでございます。」
「その場合は属性を複数持ってるやつのほうが強いってことね、なるほど」
「わりぃ悠斗、まったくついていけてないんだが。」「あとで説明してやるから黙っとけ」
「んで?俺たちはどうなんだ?」
「城につきましたら能力の覚醒を行います。」
なにその中2ワード
「通常、この世界の人間ならば3歳~5歳のうちに能力覚醒を行うことが
義務付けられているのですが、今回は例外ということで」
「てか、けっこう適当だな。
俺たちが強いってことがわかってるわけでもないのにあてずっぽうで召還するとは」
「いえ、きっと強いはずです!」
きっととかそういうところが適当だって言ってるよ俺。作者なんとかしろよ?
「てかさ・・・・・もっとたくさん召還すればいいんじゃね?」
「そんなことをしたら、次元がくずれてしまいます。」
え?なに?じ、じげん?
「んで、魔王ってのはどのくらい強いの?」
「現在最強の魔力をもつのが全知全能の神ゼウスです。その次に強いのが魔王だそうで」
アバウトすぎるだろ
「何しろ、これまで召還された勇者はみな、幹部たちにやられているのです。」
「え?勇者って前にもきたの?」
「はい、100年に一度の頻度で召還されているようです。理由は先ほどと同様に」
「「へぇ~」」
「ですから、まだ魔王と対峙したことのあるものはいないのです。」
作者よ。俺たちが死なないようにきっちりチートパワーをさずけてくれ
「次は、この世界についてとこの世界に生きるものたちについての説明をしましょうか」
授業は次回に続きます。