ある少年の戯言
なんか激しく戯言です。
すいません。
一つ昔話をしましょう。
「昔、否、5年前一人の少年がいました。少年は虐められていた事がありました。
そして、5年前彼は親友と呼んでいたものに裏切られました。少年は悲しみました。
そのとき彼は、ある決定的な間違いを犯しました。きっと、ほかの人たちが選ぶ手段は、『裏切られないくらい仲のいい友を作ること』でしょう。でも彼は、違いました。彼が選んだのは『誰も信じず、誰のことも嫌いにならず、誰のことも好きにならない』でした。それは彼にとっての、処世術でありまた、致命傷でした。
昔、否、2年前一人の少女がいました。その少女は、致命傷を負った彼のことが好きでした。彼女は、彼のことを優しいといいました。彼女は彼のことを強いといいました。でもその声は、彼に届くことはありませんでした。
致命傷を負った彼は、恋なんていうものをしたことなんてありませんでした。でも彼は、自ら負った致命傷のために、人一倍人恋しかったのでした。だから、彼は恋をしたいと思いました。そのためにそのためだけに彼は、彼女に嘘を言ったのでした、「好きです。」と。彼女は喜びました。そして、相思相愛のようなものをしながら惰性のままに二人、否、彼はいました。でも、結局彼は恋することなど出来ませんでした。
彼はある日、ふと気付きました。『俺は、もうとっくの昔に狂っている、だからこんな惰性もうやめよう。』と。でも、彼には一つだけやりたいことがありました。それは、裏切りでした。誰も好きにならず、誰も嫌いにならない少年は、裏切ることも裏切られることもなかったからでした。
そして彼はいいました。「茶番だ。今までのはすべて嘘、嘘、嘘だ。俺は君の事をその辺にいるヒトとしか、思っていないんだよ、最初から。」
彼女は嘘だと言いました。そんなの嘘だと何度も、何度も・・・・。でも結局、彼女はそれを真実だと認めました。だけれど、人を、裏切っても少年は何も感じませんでした。
それから彼は、やっぱり誰のことも好きにならず、誰のことも嫌いませんでした。そのうち、彼は孤独に慣れました。彼は、今、自分のことを破壊製品だといいます、人の心を破壊する狂人だと・・・・・・
・・・・・・・・・・・・彼の名を、蒼斬陽というのはただの蛇足でしょうが。」
「その少年は今、人を信頼し、信じ、好きになろうとしています。その少年が、失敗するのか成功するのかは、まだ分かりませんが、兎に角少年は歩き出しました。
だから、語り手である少年はこう締めくくりたいと思います。
To Be Contenued!」
さて、最後まで読んでいかがでしたでしょうか?
どこにでも、ある普通のお話です。
このお話を、作った語り部として最後に一言「俺はまだ、死ぬ気はありませんよ。」
衝動的に書いたものですが、ご一読ありがとうございました!
(出来れば、コメントください)