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自己紹介と突き刺さる視線



先生が自己紹介でもやってろと言われ、その後時間をもらったのでやる事にした


だが、最初に始める人はなかなか出てこない。シェイルは興味がないのかぼーっとしている

長い間みんな喋らずにいたら、とうとう待ちきれなくなったのか一人の女子が席を立った


「みんな喋らないから私から自己紹介を始めるよー!」

クラスの人達はその言葉を聞いて少し安堵していた 最初にやるとあまりにもプレッシャーが大きい。何故なら自己紹介は流れが大事だからである

最初に失敗するとクラスが重くなり、その責任を無自覚に背負ってしまう。


「私はルーナ・グレイシス!ランクはB!対抗戦では力になれたらいいなって思います!よろしく!」


パチパチと拍手が鳴る。ルーナは可愛く、声が大きい女性だ リーダーになれる素質がある


その後もルーナの自己紹介を皮切りに、続々とやっていった。

だが、やはりクラスと言っても普通の雰囲気ではない。通常の学校とは違い、ランクによって大きくこの学園での扱いは変わる


つまりクラスメイトであっても結局は敵同士 仲良くなろうとしても一定数お断りの人間はいた


その後シェイルも自己紹介をした

「シェイルです。よろしくお願いします」と非常に淡白なものだったが、概ね雰囲気は変わらない


次は辰真が自己紹介をした

「辰真だ。これからよろしく!」

辰真は声も大きくハキハキ喋る普通の好青年のようだった。背中の等身大の斧がなければの話だが……


そして最後に俺の番だ

「武戦です。対抗戦には出たいと考えています。よろしくお願いします」


その言葉を言った瞬間、クラス中から視線が突き刺さる


「Eランク如きが?」

「Eランクが出場できるわけないだろ」

「何言ってるんだあいつ?」

など、ほとんどマイナスな反応である。完全に自己紹介に失敗した


そのまま立っているのも嫌なので、座る

「失敗しましたね、自己紹介」とシェイルは言ってくる


「まあ失敗したけど、この後出場者を決める時にEランクの俺が何言っても聞かれないだろうから最初から意思表明しようとしたんだ」


「それに、俺の最終目標はSランクになって願いを叶えてもらう事。ランクを上げる機会は無駄にしたくない」


「なるほど、武戦にしては結構考えているんですね」

「ちゃんと全部考えてるわ」



俺らが話している最中もザワザワと声が大きくなっていく


その時

「はい!!!!みんな静かに!!!!!!!」

と言って彼女、ルーナ・グレイシスは手を叩いた


いきなりの大声で、全員が一瞬喋らなくなる。その瞬間を使い、彼女は話し始めた


「せっかく先生がこの時間を作ってくれたんだから無駄にはしないよ!!」

「だから話を円滑に進めるために誰か話の進行役になりたい人いる?居なければ私が進めるよ?」


何人かの視線がシェイルに向かった。恐らく彼女がこのクラスで最もランクが高いからだろう


ルーナもその視線に気づいたようで、シェイルに話しかける

「シェイルさん。進行役やりたいですか?」


だがシェイルは「遠慮しておきます」と言い、その後もルーナはやりたい人がいるか探したが結局いなかったので彼女がやる事になった


彼女はクラスがよく見えるように、一番前の教壇に移動した


「先生が言っていたように三日後にこの試験が始まります。だから取り敢えず出たい人挙手して!」


そうしたら十人ほど手をあげた。もちろんその中には俺も混ざっている、そしてシェイルと辰真も俺と同じく手をあげていた


「じゃあその人達、みんな前に出てきて〜ちなみに私も立候補しまーす」


俺たち以外に立候補してきた人たちはみんな明らかに殺伐とした感じだ。


「じゃあここにいる人たちは改めて自己紹介をしよう!まずは私からね!」


「私はルーナ!ランクはBで、戦闘系の能力者!」


なるほど、取り敢えずランクと詳しく能力者の事は言わなくていいから、サポート系の能力か戦闘系かを伝えればいいんだな


ルーナに続き、他の人達も始めた


「僕は結城碧(ゆうきあおい) ランクはCで能力は……どっちかでいうとサポート系かな?でも戦闘にも使えるよ」


「俺は黒鐘(くろがね)レイジ ランクはCで能力は………どうせ見たらわかると思うが万能系だ」


その後も、他の人達が自己紹介という名の自己アピールをしていった。


次は俺たちの番だ


「私はシェイル ランクはA 能力は万能系です」


「俺は辰真! ランクはCで能力は戦闘系だ!」


とそれぞれ簡潔に言っていく

二人が喋ったので次は当然自分の番となる

「俺は武戦………ランクはE 能力は戦闘系だ」


やはりクラス中から視線が突き刺さる。他の面々もランクが上の方だったり下の方だったりいたが、最低ランクであるEランクは俺だけだった


それと能力があると普通に嘘をついたが………まあバレることもないだろう 万が一聞かれたら武器をうまく扱う事ができる能力って事にでもしておこう


他の立候補者も、俺を見ていたがどうせ脅威にもなり得ないと判断されたのか視線は落ち着く


「えーーとこれで自己紹介は終わりだね!今すぐに決めたい気持ちもあるけど流石に時間をかけすぎたから放課後にまた集まって決めよう!」











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