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ランクって何だ(でしょう)?



その後、一人でシャワーを浴びて部屋に戻ったらまだ二人はいた


「貴方がシャワー浴びてる間に集合がかかりましたよ」

とシェイルが告げてくる。


「集合か………どこだ?」

というかまだこの学園に足を踏み入れてから一度も教室を見ていないんだが?


「また体育館だってよ」と辰真は答えてくれる


「じゃあもう、行くか」

その後、俺たちは体育館へと向かった


寮から学校まではかなり近く、寝坊しても始業前なら全然間に合うような距離である







そして体育館に着いた


ここの学園の体育館は異様に広く、さらに頑丈な雰囲気を醸し出している。恐らく、能力で全体が強化でもされているのだろう。この広さや頑丈さ的に使用目的は能力の訓練かな?


少し待っていると、いつも通り理事長が出てきた


「さて、ここに集まっている生徒諸君!先ほどの試験をよく突破した!」


「なぜ私が再度皆を呼んだのかと言うと、ランクを言い渡す為である!」

歓声が上がった 周りでは待ってました!というような言葉が飛び交う



だが俺は首を傾げる


「「ランク制度って何だ(でしょう)?」」

まさかのハモった、シェイルと…


隣にいた辰真は驚愕したような顔でこちらを見てくる

「嘘だろ…………ランク制度を知らないなんて本当に能力者かよ………?」

残念能力者じゃないです。ただの武器と体術が得意で得意体質なだけの無能力者です


俺が知らないのは仕方ないがシェイルが知らないとは意外だな。あんなに強いんだからランクに敏感だと思ってたんだが


「本当に強い奴は他者からの評価から興味がないんですよ?」

フフンとドヤ顔しながら言ってきた

あとナチュラルに心読むのやめてくれ


それはそれとしてランクの制度については知っておきたい


「辰真、良ければ俺たちに教えてくれないか?」

辰真は友達だからな!当然教えるさ!と言いながら話し始めた


要約するとどうやら大雑把に分けて五つあるらしい

一つ目はSからEまであるランク。この学園で最も下のクラスがEであり、逆に最も上であるのがSらしい。


二つ目はこのランクは最初の試験が終わった時に渡され、その後ランクを上げるには何か成果を上げなければいけない決まりとなっている

というものだった


「なるほど。ちなみにランクが上がっていい事とかあるのか?」

「なんか待遇が良くなるらしい。実はこの学園についてはあまり情報がないんだ、この国唯一の能力者学校だからか分からないがこの制度だって噂レベルの話だったからな」


その時辰真はあ!と何かを思い出したようだ

「これは結構有名な話だから知ってるかもしれないが、この学園でSランクになれれば何でも叶えてくれるらしいぜ」


と、話した。俺はその話を知っていた……俺はその願いを叶えてもらう事が、目的だったから


俺は無能力者…………本来ならこの学園に来る意味などない





そしてランクのバッジをもらう為に俺たちは列に並んで待っていたが、何やら前からザワザワと声が聞こえる


「何だ?何かあったのか?」

「どうやらAランクが出たらしいですね」


なるほど、確かによく耳をすませばスゲェ!Aランクだ!!というような声が聞こえる

だが「Sじゃないんだな」と俺はつぶやいた


「Sランクは最初からはなれないんだ。だからこの時点での最高ランクはAなんだ」

と辰真は答えてくれる



そしてついに俺たちの番が来た 列はいくつかに分かれていて、意外とすぐだった


「じゃあ、まずは俺が取りに行ってくるぜ!」


どうなんだろう?辰真の強さは正直あまり分からない


「Cだったぜ!!」と元気に帰ってきた。正直凄さは分からないが、めっちゃ喜んでるし上位なんだろうか


「次は武戦ですよ。早く行ってください」とシェイルが急かしてくる


「余裕よ。とりま軽くCランク以上取ってくるわ」


そして渡されたのはEランク fuck

「おい試験官!!何を見たらこのランクになるんだ!!!!」

確かに俺は無能力者だが、合計三人もの能力者を倒している それがEランク?目が節穴だろ


「まあまあ武戦。次は私です 一旦軽くAランクを取ってきます」


Aランク、やはりシェイルは強かった


その瞬間周りでは歓声が響いた

「二人目だぞAランク!」「今年は今までで一番豊作かもな」「スゲエ!俺もAになりたい!」

そこにいる先生や生徒から称えられていた










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