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キュートなモブ令息に転生したボク。可愛さと前世の知識で悪役令息なお義兄さまを守りますっ!  作者: をち。
幼年期

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出発進行!

「さあ、参りましょうか!

バスケットはもう俺の馬に積み込んでありますよ!

ジルベスター様はクリス様をのせてあげてください」


ブリックさんがそう言っている間にレインさんが馬を牽いてきた。


「我々の馬はあちらに繋いでおります。

ルナ、君はマーシャさんを乗せてあげてくれ。くれぐれも丁寧にな?」


「はい!心得ております!

マーシャ、私と同乗ということで良いでしょうか?セルシオよりはマシだと思うのですが……」


え?まさかルナさん、真面目な顔でセルシオさんをディスりました?



「どういう意味かな?

マーシャさん、私の操馬は人馬一体と言われております。

どうぞ私にあなたをお連れする栄誉をお与えください」


キラキラした美形の騎士にまるで紳士のような礼をされ、頬を赤くするマーシャ。

セルシオさんったら、意外と、いや、意外じゃないけどタラシさんですね?


するとルナが間に入る。


「マシというのは、馬に乗るのならば男性と乗るよりも女性の私の方が良いのでは、という意味です。

マーシャさんは騎士とは違い淑女なのですから。

不用意に触れないように」


イケメンだ!とってもイケメンな配慮です!女性ですけれど!


「ではマーシャさんに選んで頂きましょう。

私とルナ、どちらがよろしいでしょうか?」


究極の二択きました!

ちょっとドキドキハラハラ見守っていると……



「二人とも、マーシャさんを困らせるんじゃない!

マーシャさん、こちらにどうぞ。私がお連れ致しましょう」


スッとレインさんがマーシャさんを連れて行ってしまった。

おおお!とてもスマートです!


「というわけだから、ブリック、ルナ。ジルベール様とクリス様をしっかりお守りするように。

先導はブリックとルナ。ジルベール様と私が続き、しんがりはセルシオだ。いいな?」


「「はい。マーシャさんをお願いいたします」」


さすがの指揮力です。

ボクの中での護衛さんたちの権力図は  レインさん→ブリックさん→マーシャ→ルナ→セルシオ

という位置づけになりました。たぶんそんなに外れていないと思います。

レインさん最強説。




なんていうやり取りをしているあいだに、すっかり準備を整えたお兄さまが、お馬さんを連れてボクを待っていてくださいました。


「さあ、クリス。心の準備はよいか?」


「はい、はい……。そのお馬さんがお兄さまのお馬さんですか?」


銀毛の美しいお馬さんだ。


「まつ毛とかとても長くて目がキレイですね。お名前はなんというのですか?」


「スノーだ。スノーはとても良い馬なのだ。

頭が良く、自ら考えて走ることができる。そのような馬は貴重だ」


「賢いのですね。ご挨拶させてください」


お兄さまの横に立ち、スノーの前でゆっくりと頭を下げる。


「スノー、ボクはクリスです。お兄さまの弟になりました。

ボクもスノーと同じようにお兄さまのことが大好きですので、ボクとも仲良くして頂けたらと思います。

今日はボクもお兄さまと一緒に乗せて頂いてもいいでしょうか?

少し重かったらごめんなさい」


ここでお兄さまが人参をボクに渡してくれたので「これ、仲良しのプレゼントです」とスノーに差し出してみた。


スノーは「ブルル」と小さく鳴いてそっとボクに顔を寄せると、ホッペをすりっ。

人参をパクリと食べてくれた。


「ふふ。先ほどのはスノーの挨拶だ。

クリスのことが気に入ったようだぞ?」


「本当ですか?よかったあ!」


にこにことスノーを見れば、人参を食べ終わったスノーがボクの頭をその鼻でツンツンと押した。


「うふふふふ!それもご挨拶ですか?

えっと、撫でてもよいですか?」


するとボクの言葉を理解したように頭をボクの前に差し出してくれる。

恐る恐る手を伸ばし、脅かさないようにそっと触れてみた。


「……ふわあ!ふかふかというより……ツヤツヤ?温かい……!

なんというか、初めての感触です。

ふふふ。意外と毛は短いのですね?」


いつまでも撫でていられる!





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