表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

【プロットタイプ】同居人は見てる

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

何でもかんでも恋人同士になれば良いってもんじゃないだろ。

というツッコミが、瑠衣の口の悪さで最悪な物になりました。

君、本当に口悪いね。


ネタバレあるので、タイトル分かった方は回れ右お願いします。

「ねぇねぇねぇ、瑠衣た〜ん。今日映画見に行くんだよぉ。一緒に行こ〜」

先日の夜にそんな話を持ち掛けられた。話を聞くと、俺が昔読んでいた作家の系列の本が映画化されるという事だった。だから返答は決まっていた。


「瑠衣たん、ポップコーン食べる?」

「要らねー」

「じゃあいいや」

なんだそりゃ。食いたきゃ食えよ。

映画館の入場ゲートを超え、いざシアターに着いて周りを観察する。

原作は児童書であるが、子供の姿は殆ど見えない。見渡す限り、二十代から六十代。それは自分が幼い頃に読んだ児童書が映画化されるからだろう。逆に今の小学生にはほぼ馴染みのない物なのだと感じた。

其んな時代の変化が寂しくもあり、この歳になってもファンがいる事が嬉しくもあり、席に着いた。

そんな複雑な感情と共に映画が始まる。内容は面白い。俺が読んだ児童書と世界観がリンクしているせいか、馴染みのある登場人物が友情出演する。小さな仕掛けやトリックはこの作家特有の物。やはり惹き込まれる。

そして、隣に座る鏡花であるが、声には出さないまでも、些細な変化を感じた。腕の動き、背筋の伸ばし方、吐息までも空気を通じて伝わって来る。

此処は映画館故に何もしないが、家ならば何かしら話し掛けていたのかも知れない。

そうして映画を見終わった後、随分とだらしない顔で、俺の顔を見る。

「もう付き合っちゃえよ!!」

「カプ房うっぜぇ」

「瑠衣たんは乙女心分からんかぁ〜。ま、にぶちんだもんね」

「分からない時はお前に聞けば万事解決だろ」

何のために結婚したと思ってる。麗衣の依存癖治す為だけじゃねぇぞ。

そう言うと一度真顔になって、落ち着いた顔で此方を見た。

「それはそうと、流石だねぇ。怪しいと思う人物、最初から出てた。ほら、喫茶店のマスター、最初の方の主人公の場面回想部分でカップ磨いて出てきたじゃん? 映画ならでは。おっ、これは……と思っていたら、犯人だった。ふしししししし」

此奴は様々な擬音語で感情を伝える。皆が普通に上げるような感嘆は、演じている時の方が多い。だからこれは本気で喜んでいる証拠だった。

「映画館は大スクリーンで見れるのが良いところだけど、見ながら『ここさぁ』とか『此処だよ』とか、注目して欲しいところを言えないのがもどかしいよね。私の推論が後出しジャンケンになっちゃう」

「いや、信じる」

最初の方の場面回想部分なんて、見逃して当然なところを覚えているのが何よりの証拠。本当に分かって居なくて後出しがしたいなら、『此奴が犯人だと思った』しか言わないだろう。

すると鏡花はまた黙って此方を見据えた。今日は何時も以上に人格が変わる様で。

「今日やたら優しくない? 感化された?」

「あ? くたばれカプ房とか思ったねぇけど」

「やっぱ前言撤回しようと思う」

ほら、映画とか特番でよくある話。

ゲストキャラと主要人物が良い感じになって、そのままさよならするって感じの奴。

近いものだと、ル〇〇〇世の〇〇オストロの〇かな。


ああいうの見ると、ついつい良い感じにくっ付いた未来を想像します。

すいません。カプ房なんですよ。

ニコイチ大好きとは前からお話した通り。


でも何でもそうすりゃ良いってもんじゃない。

という事で、瑠衣に蹴りを入れて貰いました。

『カプ房うっぜぇ。自制しろ』


私が拝見させて戴いたVTuberの方もコメントあったので、ファンの方もご興味持っていただけたらと。

※有名な方が布教すれば、ファンの方は興味持つと思ってる人。


映画すっごい良くて、このお金が集まったら、別シリーズも映画化してくれないかなーとか思ってしまいました。へへへへへへへ。


まぁ気持ちの悪い私の思想はここまでにして、面白いと思ったのが、映画ならではの伏線がちゃんと張ってあったこと。

言葉で描写してしまうと、違和感が尋常じゃなくて、伏線にならないんですよ。

これ、漫画とか、絵がならではの伏線だなって。


一番気になったのが、〇〇のマスター。

此処はこういう場所で〜。

ってところでチラッと出てきたんです。

あ、これはと思ったら、ちゃんと犯人でしたね。

流石だなぁと。


これを気に昔読んでた児童書、アニメ映画化してくれないかな。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ