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純情恋模様  作者: karinko
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☆36話 事故☆詩織side

「よし!できました!」


私はバースデーカードを書き終え、小さな息をついた。


今日は7月2日。


響くんの誕生日。


…ってことを私は昨日知ったばかりなんですけどね;


昨日の昼休みに響くんがいきなり、


『そういえば明日オレの誕生日だったっけ』


とか言いだしますから……


私、放課後に慌てて誕生日プレゼントを買いに行ったんですよ…??


まぁ丁度金欠だったのでシャーペン一つしか買えませんでしたが…


で、でも!


気持ちが伝えられれば十分ですし!


元はといえば響くんが私に誕生日のこと教えてくれないのがいけないわけですから!!


…よし!


さっそく響くんの家に行きましょう!


私は誕生日のプレゼントを鞄に入れて家をでた。


響くんに何の連絡もしてないですけど…


大丈夫ですよね??


響くんは結構休日に家にいる割合が高いですし!!


いきなり行ったら、響くんどんな顔するでしょうか??


考えるだけで笑顔がこぼれる。


早く響くんに会いたくて、自然と早足になった。


赤色の信号を見て、横断歩道の前で立ち止まる。


もう!


私もそれなりに急いでるのに!!


どうして信号ってこういうときにかぎって赤なんでしょうか…??


考えているうちに信号が青に変わって…


私は同時に足を進めた。


プー!!


突然、クラクションの音が聞こえた。


え…??


ふと右を見るとすごいスピードで車が私に向かってきていて…


…このとき、向かい側の歩道に走っていればあんなことにはならなかったのかもしれない。


だけど私は一歩も動けなかった。


ドンッ!


大きな音がして、体に強い衝撃が走って…


気がついたら私は地面に倒れ伏していた。


信じられない程の痛みが私を襲って…


それなのに声もでなくて…


視界がぼんやりと霞んで…


意識がどこかにいってしまいそうになる中、


頭の中に響くんが浮かんだ。


響くん…


ごめんなさい…


せっかくの誕生日なのに…


せっかくプレゼントも買ったのに…


私、あなたの所にいけないみたいです…


目を閉じたらもう目を開けることができなくなりそうで、


必死に目を閉じることを拒んだ。


だけど重くなる瞼にはあらがえなくて、


視界が真っ暗になった。

大好きです☆2の詩織バージョンです。

多分この話は更新がかなり遅くなりそうで完結するかわかりませんが…

できればお付き合いしていただければうれしいです☆

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