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3-9 魔族の支配

「ユバル達は取り逃がしたが、もう外へ出てくることもあるまい。それなら、この地球上は全て我々の者だ」

 ドバールはそう言うと、魔装兵たちを地表の全地域へ派遣し、地表に残っていた原時空人類やエルフたちを全て捕らえた。捕らえられた彼らは、異次元時空(ノード)や地球上の施設に送られていった。

 原時空人類たちの町や村は、全てが魔族のものとなった。ただ、彼らは人類の町や村には住もうとせず、彼らの街を新たに建設して住み始めていた。彼らの街は、元の人類の街とは大きく異なる場所に建設されることが多かった。彼らの動力は魔力であり、人類の発電施設、エネルギー施設、生産設備は無用の長物だった。そのせいで、人類時代の様々な毒物や異物が自然環境の中でついえ去って行った。


 ドバールは用心深く、地球に来ることはなかった。彼の代わりに支配者が立てられ、その下に魔族たちが次々に地球の隅々にまで入り込んでいった。


 こうして、地球は原時空人類たちの時代とは大きく姿を変えて、自然環境が豊かに戻った魔族の惑星となった。

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