そば屋さんで、鰊の煮込みを食べてみた。パイルバンカー串山先生の『貴族令嬢がジャンクフード食って「美味いですわ!」するだけの話』でそば屋さんで鰊を食べてるのを読んで、食べてみたくなったのです。
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私の大好きな小説で今コミカライズされてます、パイルバンカー串山先生の小説『貴族令嬢がジャンクフード食って「美味いですわ!」するだけの話』で、お蕎麦屋さんでマリーさんが鰊の棒煮というものを食べているのを読んで、色々蕎麦について調べていたら鰊蕎麦なるものもあるということ。
ちなみに私の小説の『最強最弱聖女』の主人公もマリーちゃんなので、パイルバンカー先生の小説はとても身近に感じてました。先生にお名前と題名を出していいかお伺いしたところ、快くオッケーいただけました。プロの方からお返事いただけると嬉しいですよね。
話を戻しまして、鰊蕎麦、蕎麦に鰊って美味しいの? それって合うのかな? なんて日々疑問に思ってたところ、知り合いのMさんが、職場のそばに鰊蕎麦を出してる所があるので、そこに行きましょうと誘って貰って、休みの日に行く事になりました。
12時半に待ち合わせしていたのですが、出発前に仕事の電話が立て続けに2回あってそれ故に15分程遅刻してしまいました。スミマセン。
待ち合わせの場所にMさんは既にいて、2人で蕎麦屋さんに向かいました。中に入るとこぢんまりとした店内に入り口の横にガラス張りの蕎麦を打つ所があり、すげ、手打ちじゃんと思いつつ席に着きました。
そしてしばらくメニューなど眺めていて、鰊の棒煮と鰊の煮込をみつけ、Mさんと協議の末、煮込みを頼みました。その時にはその違いが解んなくて、Mさんに聞くと、棒煮とは正月に食べるやつとの事。私の頭に浮かんだのはなんか魚を昆布で巻いたやつ。あれって外の昆布は好きだけど、中の魚苦手なんだよね。私は煮干しとかあじフライとか小骨があるお魚は苦手なんです。あと、昔は魚大っ嫌いで食べられなくて、商売柄いろいろお魚も試食で食べざるを得なくなってから食べ始めたので、まだ魚歴が浅く、そんな今でも魚の煮物、特にクセが強いやつは苦手です。
そうこうしているうちに板わさが運ばれてきました。
あれ、頼んでないのに?
飲酒運転絶対ダメなのでお酒は我慢。板わさを醤油でつついていたら、ざる蕎麦が運ばれてきました。
え? なんで?
実は私が遅刻してる間にMさんが先に頼んでたんです。ここの蕎麦屋さんって蕎麦が売り切れ御免との事。Mさんマジ神。
蕎麦はコシがあって細くてしかもボソボソしてない私好みでした。そばつゆは甘みの少ない関東風の醤油に魚臭くない出汁。これも私好み。鯖節の出汁や、あご出汁はきつすぎるのは苦手です。
そして運ばれてきたのは今まで焦がれていた鰊の煮物。器に煮物が入っていてその上に山芋おろしがのっかってました。Mさんが鰊を取り皿にとってくれて見ると、骨は無さそうだったのでいただきました。うん、全く臭くない。小骨も無く、身は柔らかいのにボソボソしてなくて、煮魚嫌いな私でも美味しいと思いました。うん、これなら蕎麦の中に入っていても私も美味しく食べられる。これは○と言うか、むしろマリアージュ。次はとろろと一緒に。これも美味いです。ああお酒欲しい。けど、歩いて帰るのはやだから我慢。そして蕎麦湯をいただきました。
今日の所は暑いので鰊蕎麦は頼まなかったけど、涼しい時にチャレンジする事を心に誓いました。美味しいものにとっても癒されて、貴族令嬢マリーさんの気分をじっくりと味わいました。
そして、店を出ようとすると、なんとMさんが既に入店前に会計を済ませてたんです。奢るばかりで奢られ慣れてないのでキョドリまくり、一瞬何が起こったのか訳が解らなくなってしまいました。Mさんありがとうございました。
読んでいただきありがとうございます。
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