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男が過去に戻るサスペンスSF  作者: 多慶文矢
9/11

大学

目を覚ますと昼過ぎになっていた。

ベッドにSの姿はなかった。

ちょっと待て、俺はあいつに聞きたいことがたくさんあるんだ。


重たい身体を起こしつつ大学に行くと、昨日のせいでちょっとした騒ぎになっていた。

あのあと、警備員が講義室に駆けつけて警察を呼んだらしい。

建物の前には警官や記者も数人いて騒がしいことになっていた。


講義室にはTの残した血痕があり、事件性があるとして講義室は閉鎖されて中を見ることはできなかった。

そのうちTが割り出されて大学生行方不明として大騒ぎになるだろう。

胃がキリキリと痛んできた。なんて事件に巻き込まれてしまったんだ俺は。


あいつ…Sの連絡先も住所もわからない。

どうすればいいんだ。この人混みからSを探し出すしかないのか。



「あの・・・」



この声は。



「今朝はごめんなさい。起こすと悪いと思って先に帰ってしまいました。」



S、お前は何をしていたんだ。探したんだぞ。

俺たちはここじゃなんだということで近所のカフェへと向かった。

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