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神社
神社につくとSは宝物庫へと案内した。
これだ。この杖の輪っかが異世界へとつながっていてそこにTがいる。
「よし、俺を吸い込んでくれ。」
「本当にいいんですか?」
「ああ。腹は決めてる。」
「あの…私も行かせてくれませんか?」
へ?オイオイ何を言い出すんだこいつは。
「おそらく異世界にもこの杖が存在していて帰りは戻ってこれると思います。」
「それにTさんが吸い込まれたのは私にも責任がありますし、行かせてください。」
「ずっと迷っていましたが私も行きます。」
決意に満ちた表情でSは言った。しょうがない。こいつも付き合ってもらうぞ。
俺たちは杖を自分たちに向けて天に掲げた。
竜巻が起こり俺たちは杖に吸い込まれていった。
第1部 完 になります。
続きはまたしばらくしたら書きます。
コメントくれると嬉しいです。
それでは。