表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
バグ取り日和(改訂版)  作者: s_stein & sutasan
18/25

18.

 マネージャーHが協力会社社員を紹介するが、その紹介された人物の姿が見えないので、みなはキョトンとする。


 自社の社員の様子がおかしいことに気づいたHは振り返り、ドアの後ろに隠れていた彼女を呼び出した。


 すると、黒に身を包んだ中学生くらいの背丈の少女が現れた。


「ゴスロリ……」「マジで……」「イベント会場で見るのと同じ……」「お人形さんみたい……」


 ヒソヒソ声がマリアの周りから聞こえてくる。


 マリアは、片付けているときに思い描いていたパートナーさんの姿とのギャップがあまりに大きく、目が点になった。


 カンナは、赤髪のロングヘアで黒縁の眼鏡をかけている。丸顔の雪肌が西洋人みたいで、チークも口紅も入れていない。


 なんといっても目を引くのは、黒を基調としてレースとフリルがふんだんに付いた服装。これは、ゴシックロリータの典型の服装だ。


 銀色のイヤリングが揺れている。首から大きめの十字架を下げている。指にはめている銀の指輪は、もしかするとドクロのデザインかもしれない。



 ――彼女が凄腕のプログラマー。



 部屋中のみんながカンナの姿に困惑顔になり、言葉を失った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ