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1.5-7:判明した僕のステータスが化け物だった件について

教授コメント

『』(何故か、このレポートにだけ教授はコメントを残さなかった)


「いや、Lv99はおかしいでしょ!」

「僕もそう思ったんだけどね、装置に異常はなかったからデータは正しいよ」


 なんでレベルがカンストしちゃってるのさ。

 レベル上げした覚えないんだけど。


「参考までに、一般人だとLvは5程度。HP、MPはせいぜい500で、他のステータスは100あれば成人男性並みかな」

「僕化け物じゃん」

「だね」


 成人男性の25倍の力って、わけが分からないよ。

 注釈をみると、INTは魔法スキルを使った時の効力に影響する数値らしい。


 3000……。

 僕、魔法使ったことないのに魔法の方が強いんだね。


「で、その下のスキルというのが、魔力によって単独で発動できる魔法だね。アルメルちゃんはオプティマイズのLv1が使える。これは異世界特区の常駐スキルで、皆が持ってるものらしいよ」

「皆が持ってる?」

「言葉の壁がないんだ。異世界特区の住人であれば誰とでも意思の疎通ができる、多種族が共存する世界として完成されたスキルだね」

「へえー」


 その説明にアルメルは感心したような声を上げる。


「私、そんなスキルを持っていたのね」

「Lv1は常時発動型みたいだから、アルメルちゃんが意識できてないのも仕方ないと思うよ」


 ああ、だからアルメルは僕が不思議に思った言語について、何も疑問を抱かなかったんだね。

 無意識で伝わるなら、それが当然だと思うはずだよ。


「あれ、異世界特区の住人であれば?」

「そう。そこで君のスキルだ」

「……オプティマイズのレベルEX?」


 EXってなにさ。


「文字通り、規格外のレベルだよ。順当に適正化の範囲が広がるんじゃなくて、ある一点に対して特化したスキルになっているんだ」

「一点って?」

「異世界特区の生命全て」

「は?」

「幻獣種、神獣種。相手に言語能力があれば、どんな生き物とでも意思疎通が図れるというチートスキルだね」

「それで、セカイはユニコーンと話せるのね」

「全く身に覚えのないステータスだ……」


 魔法に触れたこともないのに、なんでそんなスキルを持ってるんだろう。


「ん? この、シングオブディザスターってなに?」

「知らない」

「え?」


 知らないデータが出てくるの?


「校正した覚えのないデータなんだけど、どういうわけか研究所のデータベースにあったんだよね」

「ええ……」


 自分の研究室のデータを把握してないってどういうことさ。


 ……あ、僕も自分の教授のしてること知らないから人のこと言えないや。


「ただ一つ、注釈に書かれていたのは、絶歌絶唱とだけかな」

「い、意味が分からない……」


 もう一つのスキルは、インセンティブ……『鈍感』かな。

 え、それがスキルになってるの?

 僕ほど敏感な人はいないと思うけど?


 主に背中について。


「それで、その下が状態を示す項目だね」

「へー」


 いや、異常なほどにデバフが掛かっているんだけど。


 なにこれ?

 weakenって、弱体化って意味だよね。


 あ、もしかして、ユニコーンが言ってた偽りの力と真なる力って、これのことなの?

 弱体化受けまくってたから、一般人と変わらなかったってことなのかな?


 だとしたら、STRとDEXのデバフが弱まってるのはユニコーンが解除してくれたやつなんだろうね。


「あ、あの、私の所にある二つの状態は何なんですか?」

「ああ、アルメルちゃんは文字は認識できないもんね」


 そっか。

 あくまで僕らのオプティマイズによってアルメルと話せてるだけだもんね。


「それはフォレストアドミッション。森に認められたって意味ね」

「森に?」

「森からの加護みたいなものが付与されてるみたいね」

「そうなんだ……」


 アルメルは嬉しそうに頬を緩ませた。


「よかったね、アルメル」

「ええ。ありがとう、セカイ」

「それと、もう一つは……」


 未来さんは何やらニヤニヤしながらアルメルに耳打ちする。

 するとアルメルの顔はみるみる赤くなっていきあわあわと戸惑い始める。


 どうしたんだろう。

 もう一つの状態って?


 確認しようと僕がアルメルのステータスを覗く。


「だ、駄目よ!」

「ええっ⁉」


 アルメルは紙を抱きかかえるようにして隠した。

 なんだったんだろう。

 すごく気になる。


「あ、やっぱり相手は瀬海くんなんだね」

「も、もう!」


 未来さんにからかわれ、アルメルは顔を赤くするのだった。


 あっ、八つ当たりで僕を叩かないでよ、悦んじゃうよ⁉



次回で閑話の最終話です。

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