やきいも日和の官能小説を書く方法
好きだった女性に告白して玉砕し、官能小説が書けなくなったやきいも日和です。
こんなことを書こうと思ったのは、もしかしたら官能小説を書こうとしている人間がいるのでは?と思ったからだです。
そして「官能小説を書いてみたいけどどうすればいいのだろう」、「やきいも日和って人はどう小説を書いているのだろう」と思っている人の助けになるのでは、と思ったからです。
参考になれば幸いです。
注。あくまでもやきいも日和が官能小説を書く上で考えていることです。やり方は十人十色ですので「やきいも日和のやり方が正しい」、「だったら俺のやり方は間違っているのか?」と思う必要はありません。
あくまでも書く方法の参考程度にしてください。
・官能小説を書く方法その① 書きたい官能小説が恋愛なのか凌辱なのか決める。
官能小説は大きく分けて2つ、その2つは恋愛と凌辱だと考えております。
どちらを書くか。それが決まった時点で書こうとしている小説はもう半分以上出来上がったと言っても過言ではないと思います。
なぜならHするためには相手がいないと成立しない→相手と接触することで好感や嫌悪感が発生する→恋愛か凌辱に分かれるからです。
なので恋愛か凌辱かを決めた時点でもう半分以上小説は完成したと言えます。
・官能小説を書く方法その② 舞台を決める。
恋愛か凌辱、どちらを書くかを決めたら次に何を書くかを決める必要があります。小説を植物に例えるならば舞台は土や水、光と言えます。これらがないと小説は作れません。
と言ってもそう難しいことではないと思います。何故ならば官能小説を書こうと考えた時点で大体の舞台はもう浮かんでいると思われるからです。
「女子高生とHなことをしたい」、「強気な姫騎士を快楽堕ちさせたい」。こんな漠然な構想でもすでに舞台はもうほとんど決まっています。前者なら『現代』『学園』。後者なら『中世』『姫騎士』『快楽堕ち』というワードが出てくると思います。
さっと舞台の構想が浮かんだら次に進んでください。
・官能小説を書く方法その③ オチ(結)を考える。
「あれ、起→承→転→結で考えるんじゃないの?」と思う人がいるかもしれませんが、私は終わりを先に考えます。
それはオチから考えることで物語全体の流れが分かるからです。
人間は終わりが見えないと精神的に疲れます。起承転結の流れのまま書くとどう物語を終わらせるかが分からなくなります。
オチを考えることで「この小説がどのような小説なのか」がはっきりと分かり、「その終わりにどうつなげるか」と精神的に楽になるかと思います。
恋愛ならH後に攻略対象と結ばれるのか、それとも結ばれないのか。凌辱なら攻略対象が快楽堕ちしてしまうのか、それとも正義の心が蘇るなどして大逆転勝利するのか。
このように最後をどうするか決めることによって攻略対象とどのようなやりとりをするか、どのようなHをするかの構想が練りやすくなるかと思います。
・官能小説を書く方法その④ H→結末までの流れを考える。
H→結末までの流れは恋愛と凌辱で異なります。
両者の大きな違いは攻略対象の心だと思います。
恋愛の場合主人公が攻略対象とHするには、相手の心を解きほぐさなければいけません。攻略対象が主人公を嫌っているならその嫌悪感を取り除く方法を考えなければなりません。また攻略対象が主人公を好きの場合でもいきなりHに持っていくのは難しいでしょう。その場合は攻略対象がなぜ好きなのか読者に説明する必要があります。
逆に凌辱の場合は攻略対象の心を解きほぐす必要はありません。恋愛の時のように攻略対象の気持ちを考えず犯せばいいからです。攻略対象の弱みを握ったり力づくで監禁するなど凌辱できる状況に持っていけばいいだけです。
攻略対象が逃げられない、拒否することができない状況にどう追い込むか。それが凌辱のHにつなげる方法だと考えます。
恋愛ならば攻略対象と距離を縮めるにはどうすればいいか考え、凌辱ならば攻略対象が屈服せざる得ない状況を作り出す。これがH→結末までの流れだと考えます。
・官能小説を書く方法その⑤ どんなHをするかを考える。
官能小説一番の見せ場です。というよりここが悪いと官能小説を書く意味はない。そう言っても過言ではないでしょう。
じゃあどんなHシーンを書けばいいのか。もし官能小説を書こうと考えている方が官能小説を募集している出版社に投稿しようと考えているならばキス→フェラチオ→クンニ→シックスナイン→騎乗位……という具合に色々な性行為をするか一つの性行為にめちゃくちゃ詳しく描写を書かなくてはならないでしょう。
でもここでは官能小説を書く方法なので簡単に説明します。性行為は一つでも問題ありません。理由はそれだけでも結末次第ではそれで問題なくなる場合があるからです。
やきいも日和が書いた『催眠会社員・田中空太郎』を見て頂けるとわかると思いますが、『催眠不良少女』、『催眠女医』、『催眠女性宅配ドライバー』はパイズリやフェラチオだけで終わっています。特に『催眠不良少女』に関してはセックスシーンを入れても問題はないのに省いています。
ではなぜ入れなかったかと言うと、これらの場合はマンネリ防止のためです。
催眠状態にさせる→フェラチオなどの前戯→セックスではやり方の違いはあれど、書いている本人からすれば同じことの繰り返しのように感じました。読者の方は不満に思うかもしれないことを覚悟の上で、自分の執筆を優先させる意味でセックスを入れない話も作りました。
上記の話は、物足りなさはあったかもしれませんが、話として破綻はしていなかったと思います。面白いか面白くないかは別にして、物語としては成立していたはずだからです。
結論としては、自分の力量にあった(自分が自信のある)H描写を書いたらいいと思います。
・官能小説を書く方法その⑥ それでも書けない人に
舞台やHに行くまでの流れ、Hシーン、結末はある程度固まった。でもどう書いたら分からないという人に書く方法を教えます。ただこれは犯罪になるので公表するのは止めて下さい。それは切り貼りです。
このシーンはAという作品のこの部分から。あのシーンはBという作品のこの部分から。……といった具合に他者の作品の使える部分を写して自分の作品に付け足していくのです。それを繰り返せば自ずと作品は出来上がります。
ただこの方法はあくまでも官能小説を曲がりなりにも完成させることで自身につなげる、官能小説の流れを理解するために留めて下さい。
絵画でもモナリザを写しても犯罪にはなりません。それを自分の作品と偽ったりその絵を売るなどして不当に利益を得れば犯罪になります。それと同じ理屈です。
・官能小説を書く方法その⑦ 体は大丈夫か
小説を書くには何時間も格闘することになるでしょう。そして小説を書くには心技体が絶対です。
心は官能小説を書きたいと思っている時点で充分です。技は読者の方を興奮させる作品を、と強く思わなければ=単純で稚拙なものになっても構わないという覚悟があるならばそこまで必要ないと思います。
ただし体が無くては話になりません。肩が凝っている、腰が痛い@このような状態ではいくら書きたい意志があり、技術を持っていてもいい作品は作れません。
小説を書くということは、人によっては数時間パソコンと格闘することを意味します。
そのためには
①身体に負担の少ない環境(腰に優しい椅子にする、目薬を常備するなど)を作る
②パソコンに長時間向かわなくてもいいように予め書きたい内容を簡単に紙に書いておく
③適度にストレッチや気分転換を行う
など色々な対策があるかと思います。
最後に。
あくまでも上記のやり方はやきいも日和が書く方法に過ぎません。官能小説を書く方法その⑥は下手すると犯罪につながり下手すると小説人生に終止符を打ちます。
これが正解だと言う気は更々ないです。なので皆様が信じる方法で官能小説を書いてみて下さい。
皆様の助けになったのであれば幸いです。