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GAME is LIFE   作者: かおるん
第1章 ゲームは程々にね?
4/30

第3遊 『仕事開始!』

毎日更新する様に少しずつ書いております。早々と3話です!

 ゲームの世界に入り込む行為は認められた機関外は違法となる。


 その理由は簡単だ。ゲーム内への不法侵入罪だからだ。仮にも単独プレイに対してのゲームにハッキングをして中に入り込む訳なんだから当然だ。


 今日も、全員のプラグタを接続しゲーム専用装置「リアル世界」を付ける。これ無しでは如何にハッキングしようと入れない。


 そして、この「リアル世界」を付ける時はオムツを付ける必要性がある。現実世界の身体にある程度の危険が来た場合教えてくれる設定にはなっているがトイレとかは流石に教えてくれないらしい。危険度も空腹やら病気やら身体の身体精神に関してで絶対に出なきゃいけない!と言う物では無いが基本はでたら出るものだ。


 そして、オムツも付けて粗方の準備も出来て皆に声を掛けると


「準備は出来たか」


「出来たよ〜」


「出来ましたわ」


「良し、じゃあ行く……あれ?京介は?」


 何時もの生意気後輩の姿が見当たらない。


「確か、髪のセット直してくるって言ってたよ〜」


「ゲームするのに髪型もくそもあるかよ……」


 しかも仕事中に直しに行くって舐めてるのか。帰ってきたら一言物申したいぐらいだ。面倒いし言う気は無いが。


「ただいま戻りました」


 そんな事を思っているとようやく帰ってきた。


「ようやく戻ったか、じゃあ行くぞ」


「睫毛もやりたいし少し待ってや」


 そう言いながら化粧道具を取り出し流石に俺も


「メンテは仕事終わってからすれや!ていうかまとめてやってこいや!」


「だって立つのだるいし」


「お・ま・ぇぇぇ!」


 仕事を舐めている言動に言葉を荒らげてしまう。

まぁ俺の事を舐めているこいつは


「ほらほらー、怒ったら血管に悪いからやめときなよ先輩」


 小馬鹿にしながらしかも敬語は一切無し。良いからそのメンテやめろ。


 俺が怒りで震えながら睨んでいると他の人も痺れを切らし


「早くすれよ〜、この時間暇なんだよ〜」


「早くして欲しいですわね」


 2人も物事申す。俺も同意する様にうんうん頷いていると


「うっす!分かりました!」


「良し、少し裏来いや」


 思わず胸ぐらを掴んでしまう。この2人の言葉には素直に応じやがった。化粧道具仕舞おうとしていた京介は少し驚きながらも反抗しようとしていたが、流石にヤバイと感じた2人が俺を抑えて止めにかかりその際に柔らかい身体が当たり俺も冷静に……顔は少し暑いが。まぁ京介は絶対に何時かしばいてやる。


 数分後ようやく京介もセットして4人分の準備が完了。後はパソコンにIDとPWを打ち込めば遠隔操作で中に入り込む事が可能だ。そして昨日全員IDとPWを再発行で更新したから今日初めて新しいのを見る事になる。




「じゃあ、それぞれ打ち込んでくれ。まずは俺は最初に打ち込むから」


 パソコンの中に自身のIDとPWを打ち込む。

 

『ID nyannkohoshi PW●●●●』


「遊のIDは可愛いよね〜」


「うるさい、言うな」


「そんなに欲しいのですか?」


「うるさい」


 猫が欲しいんだから仕方が無い。女子2人に男子1人がニヤニヤしているが気にしない。



「次は私だね〜」 


 そして次は大菊が打ち込む。


 『ID Iamyoung PW●●●●●●●●●』


「いや、お前のID確かにその通りだが書くか?」


「だって若いんだもん〜」


「ま、まぁその通りだけどさ……」


「若いって事は良い事ですのよ?神無月さん」


「は、はぁ」


 自分は永遠の18歳って言われてる気がして複雑な気分になる。



「次は私ですわね」


 次は南が打ち込む。


 『ID takanosanntakanosann PW●』


「春香のIDは私の名前だよね〜何か照れるね〜」


 いや、こぇぇから!何で名前なんだよ!しかもせめて1回だけにしとけよ。……と、言うか


「PW短くなかいか?」


「誰にも分からないPWですから問題無いですわ」


「いや、何だそれ」


 一文字で分からないって凄いな。古代文字?



「良し、俺の番だな!」


 最後は京介が打ち込む。多分金ワードだろうな。


 『ID lovelove PW●●●●』


 …………


「…………京介」


「ん、何?」


「気持ち悪いからやめろ」


「何で!?」


 だって気色が悪いのだから仕方が無い。理由は京介だから。それに限る。


 俺の発言に対して京介がまだギャーギャー言ってくるが手で制止して準備を終わらせる。まぁ、最終的には大菊が止めてくれたのだが。





「さて、じゃあ行きますか」


 気分を入れ替え準備も終わり全員を見渡しつ言葉にする。これを言うと本当に仕事の時間が開始した気分になる。


 全員はただ頷き目を閉じる。


 ゲームのスイッチを入れると機械的音声だけが聞こえ他は一切の侵入も許さない。

『ハッキングプログラム更新中……50%、78%、100%。準備が完了いたしました。4名のプレイヤーをゲームに招待致します。健闘を祈ります』


 そして、意識がゲームに囚われて行く。ここからが本番となる。ゲームとして、そして仕事としての本当の闘いが。


 

如何でしたか?。


次からゲームの中に飛び込む事になりますが、


恐らく神無月は振り回される事間違いないでしょうね。


それが運命です☆

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