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著作権切れ

作者:宮沢弘
「前から思ってるんですけど。ほら、研修の時に大事典の編纂とかっていう資料があったじゃないですか。あれの組織に、俺らの組織も規模は絶対に負けてないと思うんですよね。

まぁだいたい、俺らが探してるものって、そもそも何を探せばいいのかもよく分からないじゃないですか。その割に、よくこれだけ見つけてるし、解析できてるよなって思いますけど。

見つけてるっていうか、よくこれだけ有るものですよね。それ自体にも驚きますけど。逆に、こんなにあるのに、連絡がとれないままって場合ばっかりなのにも驚きますよね。こっちから下手に手を出せないってのも分かりますけど。

俺らで何代めなんでしたっけ? 前の代までに目星をつけていたってのもあるのは知ってますし、俺らにも目星を付ける部署があるのも知ってますけど。

そう言えば、何代めってのもよく見つかるものですよね。随分ややこしい信号を出してるらしいじゃないですか。前の代も随分離れた所のヒトだってのは聞いてますし、俺らもよく見つけたもんだと思いますけど。

でも、探して、作って、それでどうするんですかね? まぁ残すこと自体に意味があるってのは何となく分かりますけど。

『本』を探して。銀河大図書館を作って。次の代になる別の星系のヒトを待って。いつまで続けて、何を目指しているのかなって。たまにそんなことを思うんですよ。先輩はそんなこと考えたりしませんか?

… 分かってますって。その後ですよ。冷えた宇宙になって、銀河大図書館って意味あるのかなって。

でも、そうなる前まででも。このあたりの銀河は集まって巨大銀河になって、それ以外の銀河は光速を超えて遠ざかって、観測もできなくなる。せめてその時まででも。いろいろな星にいろいろなヒトビトがいたことを残す。ヒトビトが書いた『本』を。俺らも物好きですよね。

まぁそうは言っても、早く次の代のヒトも見つかって欲しいですよね。2兆年って、俺らだけでやるの無理ですって」

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