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魔法

やっと主人公の名前がでた!

  クラードとノーアに子どもが産まれてから十年が過ぎた。この十年間は特になかったので省略する。

 ただ、二人の間に生まれた子はわずか十歳で村一番の美少女……へとなっていた。



「お父さん!」

  この元気な声のおんな……男の子が二人の息子だ。

 顔は母親に似ており肩にあたる髪の毛の色は父親ゆずりのようだ。

 そして肝心のこの子の名前はヤイバという。



「ヤイバか、どうした?」

 愛息子が笑顔で自分を呼んだことですっかりにやけ面になっている渋い顔の男がヤイバの父親、クラードだ。

「えっとね。修行しよ!」

 キラキラと擬音が付きそうな笑顔で近づいてくるヤイバはどこからどう見ても男の子には見えなかった。

 しかし、肝心の父親は。

「え、いや今日は休みにしよう、な?」と必死に拒否していた。

 なぜ、元とはいえ村最強の男、クラードがここまで嫌がるのはヤイバの強さに秘密があるからだ。

 ヤイバはわずか十歳で弐傑の神童と言われており村最強の父親と互角に戦えるからだ。


「えーなら魔法の修行してくるね!」

「お、おう」

 そして、もっともヤイバが得意とするのは魔法だ。母親譲りの魔力を持ち父親の教えた剣術を使う。その姿はまさに妖精女王ティターニアと呼ばれているくらいに(村の男子から)美しいものだ。


 余談だが魔法においてノーアの右に出る者はいないと言われている。




  ここで魔法の話をしよう。

 この世界では火、水、木の通常属性と土、金の鉱物属性。空間、時間、草、闇、光の特殊属性がある。

 通常属性はある程度の知識があれば使えるが鉱物と特殊は知識だけでは使えない。なぜなら、特殊と鉱物は産まれたときの属性によって決まる、属性の無いものも居れば在るものもいる。しかし全属性を持つものは居ないとされている。なぜなら、すべての属性を持つものは属性による魔力喰らいによって身を滅ぼすとされているからだ。

 過去の文献によるとある国の姫はすべての属性を操り幾度の戦に勝利してきたがある時、属性の暴走で体が破裂してしまったという。なぜこのようなことになったかは属性が求める魔力を提供できなかったからだと書かれてる。

 すべての属性には属性神と呼ばれる神がいて、その神は自分の力を貸し与える代わりに魔力を受け取っているというわけだ。このとき属性神が求める魔力を提供できない場合魔法は不発に終わる。しかし、この文献の姫は故意に魔力を提供しなかったという。


 ヤイバはの母、ノーアが持つ属性は通常属性と特殊属性の光と草だ。普通の人間が通常属性すべてと特殊属性二つを持っていたとしても使える可能性は無に等しいだろう。なぜなら通常魔力提供魔力が不足して発動しないからだ。

 そして、肝心のヤイバの属性は通常属性の火と鉱物の金属性の二つだ(ノーアによるとノーアと同じく通常はすべて使えるようになるかもしれないらしい)

 最後に属性は進化されていく、例えば火属性なら火炎属性、水属性なら冷水属性、木属性は森属性となっていく、しかし鉱物と特殊は進化できない。進化させようとするにはさらに修行を積み重ねて知識を蓄えなければならない

 ノーアはすべての属性が三段階進化している。

 以上が魔法の説明だ。



「魔法の修業をはやくしたいな! お母さんどこにいるんだろ?」


 つづく


ヤイバになりました!

属性の説明は……

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