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胸手病  作者: 融解
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第一話

「新入生の皆さん入学おめでとうございます」

校長先生の言葉を完全にスルーして私は思い出していた

一昨日起こった事件

この学校の目の前のマンションの一室で殺人事件がおこった

被害者は全員頭への怪我、そして凶器はチェーンソー

これが一昨日のニュース


私はなんとなくこれが…脳姦男の事件な気がした

変に意識してるだけかもしれない


あの日の事を


全てを失ったあの日を

あの男が私の全てを奪った

だから…

私もあの男から全てを奪いたい

いや、奪わばければならない


そう思っていると

「ぐっ…」

まさか…

発作…?

「ぐっ…あっ…」

これは…ヤバイ…

胸を見ると白い手が少し出てきていた

マズイ…

脂汗が浮かんできた

「ぐうっ……はぁ…」

気力で手を押し返そうと頑張る

少しだが押し返せた

「ラ…スト…」

何とか手を押し返して…

バタッ

私は意識を失った

「まったく、初日から授業全部寝過ごすとか…勘弁してよ」

目を覚ました時私はベッドの上だった

「スミマセン…」

気を失って保健室に来ていた様だ

「明日はちゃんと寝て来なさいね」

「はい、スミマセンでした」

そう言って保健室から出る

「とりあえず…部活探しでもしてみるかな…?」

そう思い、校舎をぶらつく


これは…

オカルト研の扉の前

そこには…都市伝説について書かれた冊子が置いてあった

そのトップに書いてあったのが


脳姦男


私は衝動的に扉を開こうとした

「鍵…?」

「大切な物がいっぱいある部室だからね、鍵はかけるわよ」

後ろから声がした

「新入生?」

「はい」

にっこり笑顔の人が立っていた

「もしかして入部希望?」

「は…はい」

そういう事にしておく

脳姦男の事がわかるかもしれないから

「私はオカルト研の瀬川、貴方は?」

「真中由紀です」

「よろしくね」

「はいっ!」


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