第1末「イレイナ・クロノソラ」
その光景はまさに終焉そのものだった。
槍に突き刺され立ち死をする騎士だったり黒煙だったり、死体、亡骸、骨、さらには木々まで燃え尽きて、灰となったり、あたりから悲鳴が上がったり、また死にゆく母の隣でおいおいと泣く子供、それを容赦なく殺す終末者。地獄だ、これが地獄だ。
一私は絶望した。
だがそれでも抗う一人の少女が私の前に立つ。
次々とその少女に襲いかかる終末者。それを巨剣一振で斬る。
ザシュッ、ザシュッ、という斬り裂かれる音。同時に1体、10体、と終末者は次々に塵と化す。
そして、終末者の群体が消えていった時、少女は振り向き、こう言った
「改めまして、私は終末世の案内人イレイナ・クロノソラと申します。」
イレイナ・クロノソラ…それが彼女の名前だ。
「あなたの名前は?」彼女はこちらに質問を投げかけた。
「私は…私は………ウッ頭が…」自分の名前を脳内で探る度に奥からドクンドクンと圧迫されているような痛みが来る。同時に名前は思い出せなかった。
「大丈夫ですか?あまり無理をなさらず。」彼女は私の事を心配しているようだった。
そして私は
一一「名前は…私の名前は……すまない、何も思い出せないんだ。自分はどんな人だったかそして、この終末世についてもよく分からない…」
そんな曖昧な答えしか出てこなかった。
「そうですか…」イレイナの言葉から出てきたのはこれだけだった。
そして、「とにかく、今すぐここから離れましょう。ついて来てください。」彼女は言った。
だが私は全身に深い傷があり、立ち上がれない。強いて言うなら上体だけだ。
「すまない、体全体に傷があって、立ち上がれないみたいだ。」私はそう言うと、彼女は突然小さい笛を取り出し、鳴らした。すると、
パカロッパカロッと走る音がこちらに近づく。鎧を纏っている白い馬がこちらへやって来た。
「スレヌ。私を乗せて。」イレイナが命令すると、馬は立ち止まり、上に彼女が乗った。「さぁ、こちらへ。」イレイナは手を差し伸べ、そして私は彼女の手を掴みそのまま後ろに乗った。彼女が「Go!」と言うと、馬は全速力で走った。
あまりにも速すぎて、一瞬だが振り落とされそうになる。
すると、「フォォォ…」と呻き声がする。振り向くと終末者の群体がこちらに襲いかかってくる。徐々に近づいてきて、今にも追いつかれそうな距離だ。
このままじゃ…
そう思った時、上空から光の柱のような雨が終末者に直撃し、奴らは消えていった。
全速力で走った馬はゆっくりと速度を落とし、ピタッと止まる。私は驚いて彼女に「あの光は…?」と問いかける
彼女は「あれは私の巨剣から放たれた魔法です。」
と、目の前を見ながらも私に言った。
そして、私の目の前には大きな門があった。如何にも巨人が通れそうなサイズだった。そしてそれをくぐり抜けると、そこには街が広がっていた。
辺りは子供たちは無邪気に走り回る様子。そして、中心に大きな機械動力らしきものが見える。
「ようこそ、最終砦の街「ベルネラ」へ。」
第1末いかがだったでしょうか?
終末者の正体、イレイナ・クロノソラ、そして、最終砦の街ベルネラなどなど、まだまだ謎が深まるばかりです…
書いて書いて書きまくって、読んで読んで読みまくってその謎について迫って行きましょう!(と、言っても設定が思いつかない←メタ発言笑)
そんな訳で、第2末でお会いしましょう~さいなら!




