incident18. 護るコト
「優秀な方がいたんだね。美人さん」
キラキラオーラで黒萩は水留さんに近づいた。
「あら~生十条様、素敵!」
水留さんがキラキラオーラに落とされたか?「と、でも言うと思ったか!?お前ら何してくれてるんだよ!?ふざけるな!!潰す!」男前過ぎる水留姉さん、素敵過ぎます。
「今日はこれで解散とするが何か動きがあれば分かるように「眼」を付けさせてもらった」
「!!」
いつの間に、さすが三千院さん。
「まあ、付けたのは私だけどね。でもこれ以上何か起こす気なら水留さん同様、マジで叩きのめすぞ」凛々子姉さんも素敵!
頼もしいお姉様方々。
「帰るぞ」
「はい」
本当はいけないとは思ったが赤城君の心配をしてしまう。
「あの!赤城君は…」
「ダメだよ、ひーちゃん」
「…1日寝ていれば治る」黄木君が答える。
何で心配してしまうのだろう。
相手は悪い事をしている鬼なのに。
私が酒呑童子の手を封印されているから?分からない。
そんな事を考えているおかげでホテルに戻っても眠れない。
スマホが鳴った。
蛇丸君からだ。
「…もしもし」
「あのさ、今から部屋に行っても良いかな?」
「神楽坂さん同伴なら良いよ」
「何それ?」
二人で笑う。
「良いよ」
「じゃあ、今から行くから」
「うん」
少しするとドアをノックする音がした。
「はい」
「ぜん…三千院さんから離れるなって言われたから」
「そうだね、どうぞ」
以前と同様、結界を張る。
「前に神楽坂さんの部屋に泊めてもらった事があったんだけど、朝になったら結界に低レベルな異形がたくさん付いていたの。それを神楽坂さんが次々潰していったんだよ。本当にパワフルだよね」
「あの人、術も使わずに簡単に異形も握り潰すからね」
「そうそう。でも何で低レベルばかり結界にくっつくの?」
「低レベルは知能を持たないに等しいレベルなんだ。だからひーちゃんをエサと思って近づいたけど入れなかったんだよ」
「エサ、なんだ」
「そう、エサ」
「エサなんて嫌だよー」
二人でまた笑う。
「本当は、ひーちゃんの事、最初は保護対象だと思ってたんだよ。でもさ、だんだんれん…」
ベシッと音がする。「はい、二回目ー!」
神楽坂さんだ。
「痛いよ、りりさん!」
「痛いよじゃない。今日も打ち合わせがあるって言われてたでしょ」
またもしっかりと捕まえられている。
「れん」って何だろう?




