4月3日 みずの日 シミ対策の日 葉酸の日 読み聞かせの日 資産形成を考える日
高橋 バイトの先輩。記念日に詳しい。シミ対策はあまり考えたことがない。
田中 バイトの後輩。「〜っす」が口癖。資産形成はあまり考えたことがない。
ここはとある郊外のコンビニ。
「今年大学受験のいとこがいるって話したじゃないっすか?」
「ああ、理系の学部目指してるっていう」※3月14日参照
「そうっす。その子が暗記力がすごくてですね!なんでもすぐに覚えちゃうんすよ!」
「ほう、それはすごいな。頭いいんだなぁ」
「そうなんすよ!地歴とか大得意らしくて!」
「…それでも行きたいのは理系学部なんだろ…なおのことハードモードだな…」
「まあそうなんすけどね…」
「ま、まあ理数も暗記力が重要なとこがいっぱいあるしな。しかし暗記か…何かコツとかあるのかな?」
「それは聞いてみたいんすよね。今度会ったら聞いてみます。でも高橋さんも暗記得意でしょ?記念日のこととかめっちゃ覚えてるじゃないっすか?」
「自分の興味のあることって割とすぐ覚えられるだろ。田中くんもキン肉マンの超人の名前と超人強度とかめっちゃ覚えてるじゃん」
「言われてみればたしかに…この記憶力を勉強に活かせないっすかねぇ。英単語とか覚えようとしてもすぐ忘れちゃうんすよね」
「うーん、そうだな…前に店長のおすすめコーナーに、『店長直伝!暗記術』って本があったな」
「…どうせまた呪いを使ってとかいうような胡散臭いやつなんでしょ?」
「いや、意外と理論的だったと思うぞ。たしか…何かと紐づけて覚えると思い出しやすくなるから、暗記するときに特定の行動を一緒にするようにして、記憶の定着をはかるって内容だったかな」
「存外まともっすね。その特定の行動ってのはなんなんすか?」
「暗記しながら自分の指をへし折るとか」
「拷問じゃないっすか…たしかに忘れられない記憶にはなりそうっすけど…」
「まあ一般的な方法ではないかな。あとは…記念日に関していえばやっぱり語呂合わせじゃないかな。いろんな記念日を調べてる中でも頭に残りやすいのは語呂合わせで日付が決まってるやつな気がする」
「なるほど、それはあるかもしれないっすね」
「ちなみに今日は語呂合わせの記念日が多いぞ。『4 3』を『しみず』と読んでみずの日、『しみ』と読んでシミ対策の日、『ようさん』と読んで葉酸の日、『よみ』と読んで読み聞かせの日、『しさん』と読んで資産形成を考える日ってな感じで」
「ふむふむ。たしかに数は多いっすけど、ただ丸暗記するよりは覚えやすいっすね。そういえば歴史の年号も語呂合わせで覚えましたよねー 『いいくに作ろう鎌倉幕府』とか」
「あったな。でも今は鎌倉幕府の成立が1185年ってなってて、『いいはこ作ろう』らしいけどな」
「…えっ?なんでそんなことに…まさか歴史の改変が行われたんすか?」
「いや、そんな大きな話ではなくて、歴史の解釈の違いらしいぞ」
「そんなことがあるなんて…もしかして、『なくようぐいす平安京』も『泣くなうぐいす』になってたりするんすか?」
「いや、平安京遷都は794年のままだったはず」
「よかった…じゃあ『納豆パワー!平城京』もそのままっすかね?」
「710年はあってるけど…そんな語呂合わせだっけ…?」
当日に間に合わず申し訳ありません。