3月20日 日やけ止めの日
高橋 バイトの先輩。記念日に詳しい。日やけ止めはあまり使わない。というより必要なほど外に出ない。
田中 バイトの後輩。「〜っす」が口癖。日やけ止めは年中手放せない。
ここはとある郊外のコンビニ。
「…」
「どうしたんすか?店長のおすすめコーナーをじっと見つめて」
「いや、今日はおすすめコーナーでスキンケア特集をしててさ。俺もそろそろスキンケアを本腰入れて考えないといけないかなと思って」
「あー、高橋さんはそろそろお肌のヘアピンカーブに差し掛かる年齢ですもんね」
「曲がり角じゃないかな…」
「あれ?でも前もおすすめコーナーでスキンケア特集やってましたよね?」※11月14日参照
「今回は決定版らしい。前のときのPOPは『店長も使ってます!』だったけど、今回は『店長が作りました!』になってるからな」
「なんかすごい効果がありそうですね…いい意味でも悪い意味でも」
「俺もそう思う…それで買おうかどうか迷ってたんだが…そうだ。田中くんってスキンケアに詳しかったよな?よかったら今度何を買えばいいか教えてくれないか?」
「ふふん!しょうがないっすね!この『素肌と同じ弱酸性』で有名なぼくがスキンケアのなんたるかを伝授して差し上げましょう!」
「ビオレじゃねーか。でもよろしく頼むよ」
「任せてくださいよ!ちなみに具体的にどんなことが知りたいとかありますか?」
「ほぼほぼわかってないから逆に具体的なものが出てこないな…そういや今日は日やけ止めの日だったな。おすすめの日やけ止めは知りたいかも」
「たしかに日やけしないこともお肌には重要っすからね。でもなんでこんな時期に日やけ止めの日があるんすか?なんか夏とかにありそうなイメージっすけど」
「資生堂ジャパン株式会社が制定した記念日なんだが、記念日協会の説明文によると『春分の日を境に日照時間が長くなり日にやける機会が増えることから、その前に日やけ防止の意識を持ち、大切な肌を日やけから守ってもらうのが目的』らしい。3月20日なのは3月21日が春分の日になることが多いからだそうだ」
「はー、なるほど。たしかに日差しが強くなる前に対策することがだいじっすからね」
「あとは『320』で『サニー ゼロ』って語呂合わせでもあるらしい」
「ふむふむ。しかし日やけ止めですか。いろいろ用途だったり使いたい場面だったりで使い分けがありますからね。ぼくは4種類ぐらい使い分けてますよ」
「えっ、日やけ止めってそんなに使い分けがあるの?とりあえず1つ持っておけばいいものかと思ってた…」
「化粧下地の前に塗るタイプとか、化粧の上からでも使えるタイプとかあるんすよ。あとはスプレータイプかパウダータイプかとか。たかが日やけ止めと侮るなかれ、っすよ」
「肝に銘じるわ…田中くんが屋外での活動が多いのに日やけしてないのは、その使い分けがしっかりしてるからなんだな」
「まあそうっすね。備えあれば嬉しいなっていいますし」
「なんだそのちょっと可愛い格言は。『憂なし』だろ」
「そうとも言いますね。まあそうでなくてもぼくの肌は日光如きにやられるほどやわな鍛え方はしてませんけどね!」
「いや、どんなに鍛えても日光には勝てんだろ…」
なんとかその日の間には投稿できるように頑張ります…