3月13日 ペヤングソースやきそばの日
高橋 バイトの先輩。記念日に詳しい。ペヤングはノーマルが好き。
田中 バイトの後輩。「〜っす」が口癖。ペヤングはパクチーMAXが好き。
ここはとある郊外のコンビニ。
「カップ焼きそばってたまに無性に食べたくなりません?」
「わかる。焼きそばじゃなくてカップ焼きそばが食べたいときがあるよな」
「おっ!わかってますね〜!高橋さん、見直しましたよ!」
「俺の評価、どれだけ低かったんだよ…」
「まあ冗談はさておきですね、今こそカップ焼きそばが食べたいんすよね」
「ふむ。ならもう少しで休憩時間だし、そのとき食べたらいいんじゃない?」
「でもこの時間に食べるにはカロリーが気になるじゃないっすか?おにぎりも食べる予定ですし」
「いや、おにぎり食べるのやめたらいいじゃん…」
「そこでですね、高橋さんがよければなんすけど、カップ焼きそばを半分こして食べませんか?」
「別にいいけど…オチが見えたな」
「なんすかオチって!失礼な!」
「いやどうせ半分残そうとして全部君が食べちゃうパターンのやつだろ?」
「ふふふ、甘いっすね!ぼくのIQ 102の頭脳を持ってすれば解決策もチョチョイのちょいで思いつきますよ!」
「なんかこう…反応しづらい数値だな…それでどうするんだ?」
「簡単っす!高橋さんが先に食べて、半分残してくれればいいんすよ!というわけで先に休憩どうぞ!」
「それなら確実か。ちょうど日付も変わったし、休憩入るかな」
「どうぞどうぞ!…あっ、でも何か夜食で食べるもの決めてたりしてないっすか?それだったら好きなもの食べてもらって全然いいっすよ」
「いや大丈夫だよ。店長のおすすめコーナーにあるカンガルージャーキーを食べてみようかと思ってたけど、これは後でも食べられるしな」
「また不思議なものを売ってますね…」
「それにカップ焼きそばの話してたら俺も食べたくなったよ。ちょうど今日はペヤングソースやきそばの日だし」
「おお!ベストタイミングじゃないっすか!これはカップ焼きそばの神に導かれたに違いないっすね!ところでなんで今日はペヤングの日なんすか?」
「1975年のこの日にペヤングが発売開始になったんだよ。製造元のまるか食品株式会社が制定した日だ」
「ふむふむ。そういえばなんで『ペヤング』って名前なんすかね?ペ・ヨンジュンと関係あるんすか?」
「いや、ないだろ…若いカップルに2人で1つのものを仲良く食べてほしいって思いから、『ペア』と『ヤング』を合わせてこの名前になったそうだ」
「ふふふ、今のぼくたちにぴったりじゃないっすか!じゃあペヤングにしましょう!」
「わかった。サイズは普通のでいいんだよな?」
「2人で分けますし、ちょっと多めのにしないっすか?この超超超超超超大盛りペタマックスにしましょう!」
「これ4000キロカロリー以上あるんだけど…」