2月27日 Pokémon Day
高橋 バイトの先輩。記念日に詳しい。最初のポケモンは大体草タイプを選ぶ。
田中 バイトの後輩。「〜っす」が口癖。最初のポケモンは大体水タイプを選ぶ。
ここはとある郊外のコンビニ。
「高橋さん!店長のおすすめコーナーにポケモンのぬいぐるみがいっぱいありますよ!」
「そうだね。あの人意外とポケモン好きなんだよな」
「そうなんすか!そんなイメージはなかったっす。でもなんでドラゴンタイプのポケモンばっかりなんすかね?」
「多分、自分の好きなポケモンを並べてるんじゃないかな。あの人ドラゴン好きだから」
「へー、店長にもそういう子どもっぽいとこがあるんすねー」
「まあドラゴンが好きな理由は『いつか戦ってみたいから』らしいけど…」
「理由がバトルジャンキーのそれなんすけど…でもなんで急にこういうものを売り出したんすかね?」
「おそらく今日がPokémon Dayだからじゃないかな」
「ポケモンデー?それ公式のやつっすか?」
「ああ。1996年のこの日に『ポケットモンスター 赤・緑』が発売されたのに由来した日だ。英語表記なのは元々は海外のファンの間で記念日とされてたのを日本に逆輸入したかららしい」
「へぇ〜 海外での人気が伺えるエピソードっすね。てことは『ポケモンデー』じゃなくて『Pokemon Day』なんすね」
「いや、『Pokémon Day』だな」
「…?なんすかその上についてる点は?『藤岡弘、』みたいなやつっすか?」
「いや、そういう『我未だ未完成なり』みたいな意味じゃなくてだな…アキュート・アクセントってものでここは『エ』って読みますよーって意味のマークなんだ」
「えーと…それがないと読み方が変わっちゃうってことっすか?」
「そういうことだな。『Pokemon』って書くと英語圏の人からは『ポキーモン』みたいな感じで読まれちゃうらしい」
「はー、なるほど。海外のサトシくんはポキーモンマスターを目指すことになっちゃうんすね」
「そうだね。まあそんなわけで点は重要なんだよ」
「完全に理解しましたよ!それで高橋さんは今日何かPokémon Dayっぽいことはしましたか?」
「うーん、この前君にポケモンでボコられたから少し育てたよ。まあまだ戦ったときの君のメンバーよりかなりレベル低いけど…」※2月15日参照
「おっ!そうなんすか!ぼくもあれからかなり強くなったんでまた勝負しますか!」
「それまた俺がボコられるやつじゃねーか…」
「まあいいじゃないっすか!高橋さん、ぼくはですね、戦うのが好きなんじゃなくて勝つのが好きなんすよ」
「最低じゃねーか…どこぞのフレイザードみたいなこと言って…でもポケモンって戦略性が高いんだな。ちょっと調べただけで山のように育成論みたいなのが出てきたわ」
「ガチ勢はほんとにすごいっすからね。それでいてライトに遊ぶなら、子どもも楽しめるってとこがすごいっすよねー」
「ほんとに老若男女に愛されてるもんな」
「キャッチコピーに偽りなしっすね!ほら、『大人も子供も、おねーさんも。』ってやつっす」
「…それ、別のゲームじゃなかったか?」
投稿が遅れて申し訳ありません。