2月4日 ぷよの日
高橋 バイトの先輩。記念日に詳しい。好きなぷよは緑。
田中 バイトの後輩。「〜っす」が口癖。好きなぷよは赤。
武たち 高橋の家に住み着く幽霊一家。3人+きゅうりの馬。
ここはとある郊外のコンビニ。
「高橋さんってゲームとかはあんまりしないんすか?」
「そうだね。家にあるプレステ2をたまにやるくらいかな」※8月26日参照
「そうなんすか。でももったいないっすよ。最近はいろいろと面白いゲームも多いのに」
「そうなんだ。何かおすすめある?」
「いろいろありますけど、ぼくはスマブラをよくやってますね!」
「あの任天堂のやつか。田中くんは多趣味だけど、ゲームも好きなんだな」
「ぼくというより父が好きでいろいろ買ってくるんすよね。それをやらせてもらってる感じっす」
「なるほど。でもゲームか…ゲーム機本体から買わないといけないからちょっとハードル高いなぁ…」
「でも楽しいっすから!きっと高橋さんも満足するはずっすよ!さあ今すぐにでも買いましょう!」
「…なんでそんなに勧めてくるんだ?」
「善意からに決まってるじゃないっすか!別に高橋さんの家でぼくが遊ぶためじゃないっすよ!」
「語るに落ちてるじゃねーか!…まあでもたしかに置いててもいいな。明日にでも見に行ってみるか」
「おっ!どういう風の吹き回しっすか?」
「実は最近武さんたちにも同じこと言われたんだよ。家に娯楽がなさすぎるって」
「それは買うしかないっすね!ぼくも買いに行くの付き合いますよ!」
「あっ、ほんと?正直よくわからないから助かるよ」
「ゲームのことはまかせてくださいよ!ゲームギアからネオジオポケットまで網羅してますよ!」
「それはほんとに網羅してるのか…?」
「まあ大船に乗ったつもりでいてもらっていいっすよ!高橋さんはこんなゲームが欲しいとかないんすか?」
「そうだな…そういや今日はぷよの日だし、ぷよぷよが欲しいかな」
「2月4日だからってことっすね。高橋さんはぷよぷよやったことあるんすか?」
「何回かあるぞ。実家にあったからな。うちの弟が上手くて、サンドバッグにされてたよ…」
「じゃあ明日買って勝負しましょう!負けた方がなんでもいうことを聞くってルールで!」
「そう言い出すってことは田中くんは上手いのか?」
「ふふふ、何を隠そう『無限ブレインダムド』とはぼくのことっすよ!」
「…それ5連鎖を連発するってことでいいのか?強いようなそうでもないような…でも脳はとろけそうだな」
「えっ?どういうことっすか?」
「ブレインダムドって脳を溶かして混乱させるって魔法だろ?」
「そうなんすか⁉︎なんかエグいっすね…」
「まあとりあえず明日買いに行くかね。すまんが、よろしく頼む」
「まかせてくださいよ!あ、でも今日はちょうど店長のおすすめコーナーでもゲーム特集がやってましたね。何か気になるのはなかったっすか?」
「あー、ホラーゲーム特集だったろ?貴子さんがホラー苦手だからな」
「ホラーが苦手な幽霊ってどういうことなんすかね…」