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今日は何の日  作者: 毎日がエブリデイ
239/365

2月3日 節分 大豆の日 巻寿司の日

高橋 バイトの先輩。記念日に詳しい。節分はとりあえず豆を食べる。気がついたら一袋食べちゃう。

田中 バイトの後輩。「〜っす」が口癖。節分はとりあえず恵方巻を食べる。「何を考えながら食べたらいいんだろう?」と悩みながら完食する。


武たち 高橋の家に住み着く幽霊一家。3人+きゅうりの馬。

ここはとある郊外のコンビニ。


「おっ、0時過ぎたな。先に休憩入る?」


「ふふふ…」


「…?どうした?」


「日付が変わったということは、今日はあの日っすね!」


「あの日?2月3日…ああ、せ」


「そう!節分っすよ‼︎」


「お、おう…すごい勢いだな…」


「さあ、高橋さん!早速豆をまきましょう!ほら、ぼく用意してきたんで!」


「準備万端だな…でも、バイト中に豆まくなよ。せめて終わってからやれ」


「そんな⁉︎こうしてるうちに鬼が来たらどうするんすか⁉︎『お前も鬼にならないか?』とか言われちゃいますよ⁉︎」


「なんで上弦の鬼が来るんだよ…豆まきすると掃除が大変だから自分の家でやりなさい」


「ちぇー」


「しかし豆まきか…一人暮らし始めてからはやってないな」


「あら、そうなんすか。こういう行事は欠かさずやってるイメージでした。やっぱり掃除が面倒だからっすか?」


「それが大きいけど、今は武さんたちがいるからってのもあるな」


「あー、『魔を滅する』と書いて『魔滅(まめ)』っすからね。武さんたちは魔って感じじゃないっすけど…どうなるかわからないっすね」


「前に豆まきしていいか直接聞いたんだけどさ。『わからないけど、少なくとも店長のおすすめコーナーで売ってある豆だけはやめてくれ』って言われたよ」


「えっ?ど、どういうことっすか?」


「よくわからんが全てを滅するほどの力を秘めてるらしい。一緒に売ってる柊鰯も持って帰らないようにって言ってたな」


「そんな代物をコンビニで売っていいんすかね…でも節分の行事といえば、忘れちゃいけないのがありますよね!」


「行事…恵方巻か?」


「大正解っす!正解者の高橋さんにはぼく特製の恵方巻をプレゼントしまーす!」


「えっ⁉︎いいのか⁉︎っていうか手作り⁉︎」


「ええ!頑張って作ったんすよ!味わって食べてくださいね!」


「めっちゃ嬉しいわ!ありがとう!」


「ふふん!ところで節分に関連した記念日ってのもあるんすか?」


「ああ。それこそ巻寿司の日ってのと大豆の日ってのがある。巻寿司の日は節分、大豆の日は2月3日だな」


「えっ?節分って2月3日固定じゃないんすか?」


「昔の暦に基づいて決められるからな。少しずれることがあるんだ。まあ1985年から2020年まではずっと2月3日だったからそのイメージが強いかもな」


「あれ?2021年って2月3日じゃなかったでしたっけ?」


「いや、2月2日が節分だったぞ。ここから30年くらいは4年に1度、2月2日が節分になる」


「そうなんすか⁉︎うーむそれなら今すぐ豆まきするしかないっすね!」


「いや、全然関係ないだろ…」


「死ぬ…‼︎死んでしまうぞ杏寿郎 豆をまけ‼︎豆をまくと言え‼︎」


「誰が杏寿郎だ。それにどの立場の人なんだよ」

連日遅くなり申し訳ありません。

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