2月1日 メンマの日 プリキュアの日
高橋 バイトの先輩。記念日に詳しい。メンマといえばおつまみメンマ。
田中 バイトの後輩。「〜っす」が口癖。メンマといえばラーメン。
太一 高橋家に住み着く子どもの幽霊。生まれついての幽霊。プリキュアも割と好き。
ここはとある郊外のコンビニ。
「もう今日から2月っすね」
「ああ。1月はあっという間だったな」
「まあ、1月は行く、2月は逃げる、3月は散弾銃のように過ぎるといいますからね」
「そんな物騒な言葉だったっけ…?」
「1日1日を大事に過ごさなきゃダメっすよ!そのためにも今日の記念日うんちくをお願いします!」
「そう言われると責任重大だな…」
「まあぶっちゃけ暇つぶし目的っすから気楽にいいっすよ」
「ぶっちゃけすぎだろ!まあいいけど。えーと、今日はメンマの日だな」
「メンマっすか…」
「メンマの製造販売などを手がける株式会社富士商会ってとこが制定した記念日なんだけど、メンマの情報提供や食べる機会の創出を目的にした日だそうだ。日付はこの会社の設立日からきてるらしい」
「へー。そういえばたまに店長のおすすめコーナーにも売ってますよね、メンマ」
「ああ。自家製のやつだろ。材料も店長自ら取りに行ってるらしいな」
「手がかかってるんすねぇ。ところでメンマの材料ってなんなんすか?」
「麻筍っていうタケノコだよ。亜熱帯気候の所、台湾とかに生えてるらしい」
「ふむふむ。でもメンマの日かぁ…」
「ん?どうかした?」
「いや、メンマは嫌いじゃないっすよ。でも2月一発目がメンマの日ってちょっと地味というか…なんかもっとギンギラギンにさりげないような記念日はないっすか?」
「マッチかよ。もう少し派手なのってことか?」
「そうっす!なんかこう…テンションが上がるような!」
「難しいな…うーん…プリキュアの日とかどうだろう?」
「プリキュアってあの日曜朝からやってるあれですか?」
「そうそう。東映アニメーション株式会社が制定した日で、2004年のこの日にシリーズの最初の作品である『ふたりはプリキュア!』が放映開始したことに由来してるらしい」
「なるほど。メンマに比べるとかなり派手っすね。でも実はプリキュアって見たことないんすよね」
「あ、そうなんだ。子供の頃も観てなかった?」
「兄の影響もあって戦隊モノ派だったんすよ。高橋さんは観てたんすか?」
「うちは妹が観てたからな。一緒に観てたよ」
「なるほどなるほど」
「うちの妹がプリキュアごっこをするときに敵役をやらされてたんだが、セリフややられ方にかなりのクオリティを求めてくるんだよ…だからめっちゃ真剣に観てた」
「それは大変っすね…そういえば太一くんはプリキュア観たりしてないんすか?」
「多分観てるのかな。あの時間になると勝手にテレビがつくし。戦隊モノの方が好きみたいだけど」
「土下座戦隊ユルシテホシインジャーっすね!ぼくも観てますよ!最近アツイ展開なんすよねー」※12月25日参照
「名前からはどうアツイ展開になるのか想像がつかないんだが…」
「新しいロボが登場したんすよ!逆ギレダイオーってやつなんすけどね!」
「ほんとにどういう内容の話なんだ…」