11月3日 文化の日 文具の日 まんがの日 レコードの日 アロマの日 調味料の日
高橋 バイトの先輩。記念日に詳しい。文化といえば、日本文化センター。
田中 バイトの後輩。「〜っす」が口癖。文化といえば、飛鳥文化アタック。
ここはとある郊外のコンビニ。
「日付変わって今日は文化の日っすね」
「そうだな」
「高橋さん、国民の祝日っすよ⁉︎そんなローテンションでどうするんすか⁉︎」
「いや別に予定もないし…休みだからってそんなにテンション上がらんだろ」
「これだから陰キャは…どうせ家で1人ダンスパーティーでもするんでしょ?」
「それもう陽キャだろ…まあ家に篭るってのはそうだな。夜はバイトだし」
「まったく、引きこもりなんすから…せっかくの文化の日なんすから、もっと文化的なことをしましょうよ!」
「文化的なこと?うーん、店長のおすすめコーナーにある文化包丁を買うとか?」
「それは文化的なんすかね…そもそも文化包丁ってなんでそんな名前なんすか?」
「たしか明治になって欧米の肉食文化が入ってきたときに、肉も切りやすいように作られたのが文化包丁だったはず。欧米文化も取り入れたって意味なのかも」
「なるほど…それなら文化的かもしれないっすね。文化ポイントを3ポイント進呈しましょう。ノルマクリアのために4本買ってくださいね」
「なんだそのポイント…しかも4本もいらねぇよ。そういう田中くんはなにする予定なんだ?」
「ぼくは友達とカラオケに行く予定っす!」
「カラオケか。歌はたしかに文化的な感じがするな」
「そうでしょう!リリンが生み出した文化の極みっすからね!」
「ああ、カヲル君がそんなこと言ってたな…この前の練習の成果を出せるといいな」※10月17日参照
「その節はありがとうございました!ぼくの歌声でみんなを魅了してきますよ!ジャイアンリサイタルっす!」
「違う意味で悲鳴があがりそうだな…まあ頑張ってくれ。また擬似1人カラオケしたくなったら声かけて。俺、田中くんの歌聴くの好きだわ」
「そ、そうっすか/// そ、それより高橋さんの明日の活動っすよ!包丁を1本しか買わないんだったら文化ポイントのノルマが達成できないっすよ!」
「だからなんなんだよ、その制度は…」
「そういや文化の日にちなんだ記念日とかないんすか?そこからなにをするか決めましょう」
「いや、だから家でゆっくりするって…まあでも記念日はたくさんあるぞ。それこそ○○文化を広めるって目的で制定された日がいくつもあるな」
「あっ、たしかまんがの日がそうじゃなかったっすか?手塚治虫先生の誕生日でもあるけどって話を聞いた記憶があるっす」※7月17日参照
「そうそう、よく覚えてたね。他にも文具の日、レコードの日、アロマの日、調味料の日とかも同じように文化を広めるって理由だ」
「盛りだくさんじゃないっすか!レコードを聴きながらアロマ焚いて、まんがと文具に調味料をかけたものを食べないと!」
「カオスすぎるだろ!せめてまんがと文具を食べるのは勘弁してくれ…」
「まあ全部とは言いませんが、せめていくつかはやって、文化ポイントはゲットしておいてくださいね!」
「さっきから出てくるその文化ポイントってのはなんなんだ?」
「文化の日に文化的なことをすることでゲットできるポイントっす。今作りました。ちなみにノルマは10点っすね」
「なんだよそれ…ちなみにノルマ達成できなかったらどうなるんだ?」
「そうっすね…体が爆発して四肢が爆散するとかどうっすか?ちなみにこの話聞いた人みんなが対象っす」
「聞くんじゃなかった…つーか呪いの類だろそれ…」