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空白がほしい
人混みのなか
ふと上を見上げると
天井まで少し
余白がある
もったいないな
そう思うんだ。
僕ら、
狭い地面のうえ
這いつくばって生きてる
僕らに浮かぶ力があれば
どんなに視界が変わるだろう
僕らは羽根を伸ばして
漂いながら
風に吹かれてゆく
手と手を取り合って
なんて
たまには忘れたいよ
足首にくっついてるのは
自分の羽根だけ
20センチでも構わないから
浮いてみたいんだ
誰かの噛んだ
チューインガムを踏んで
歩いてゆくのは
飽きてきた
抗いもせず
もっともらしい顔して
狭い地面のうえ
這いつくばって生きてる
僕らに浮かぶ心があれば
どんなに世界が変わるだろう
僕らの翼に風を与え
漂いながら
空を飛ぶんだ
手と手を取り合って
なんて
たまには忘れたいよ
足首にくっついてるのは
自分の羽根だけ
20センチでも構わないから
浮いてみたいんだ
手と手を取り合って
なんて
たまには忘れようよ
足首にくっついてるのは
自分の羽根だけ
20センチでも構わないから
浮いてみたいんだ
足の羽って、ヘルメス?
違うよーう(笑)