ボサボサの頭

ボサボサの頭が、私の肩へと落ちてくる

右隣(みぎどなり)から弾(はじ)かれて、仕方なく、私の肩へと落ちてくる

ブロック塀

レンガ

泥の塊(かたまり)

真っ黒な溶岩

そう、熱を感じる

暴走していたコンピューターが

大人(おとな)しくなって、冷めていく感じ

でも、まだ熱い

私はスマホを取り出して

さりげなく、傾けてみる

暗い鏡に映る顔

結構イケてる

不細工（ぶさいく）だけど

あと三駅、そう思ってたら

突然頭が持ち上がり

ドアの向こうへ消えてった

ボサボサの波へ消えてった

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