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競争の世界
ヒトは登る
登ると景色が変わる
ありふれたものがガラクタに変わる
異世界の生命体?
そんなことはないはずなのに
ペンであっても、剣であっても
ヒトは上を好み、歩いていく
空っぽに見えるこの現状
嘆いても仕方ないんだけど
穏和な世界、あったらいいのに
トンビもタカも、みんな同じ
蹴りたくないんだ、踏みたくないんだ
叶わない夢さ、だけど抱えてゆこう
自分自身、そうしたくなくても
ヒトは下を見下ろし、登っていく
空っぽに見えるこの現状
この世界のシステムなんだ
穏和な世界、あったらいいのに
マツもタケもウメも、みんな同じ
蹴りたくないんだ、踏みたくないんだ
絵のままの理想、だけど抱えてゆこう
綺麗事って素敵だと思う。
あまり好きじゃないのは、
自分を正当化するために
「綺麗事を言うな」
っていう綺麗事を使うこと。