表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ユグドラシル~戦いの果てに  作者: あおい聖
ルイン防衛戦
66/66

ルイン防衛戦04

 終わってみれば、ガーディアンエンジェルが参戦したことで、彼らを抑えられる操者がいない帝国軍は一方的に蹂躙された。


「協力感謝する。」


 戦艦シーサーのブリッジで艦長席に腰掛けていたケニスは、立ち上がり頭を下げた。


『気にすることはありません。これも仕事です。』


 シリウスは淡々とした態度で答えた。


「それでもだ。貴公らが来なければ、我々は負けていた。それを考えれば、礼くらい言わせてくれ。」


『さようですか。シェルド様へ感謝していたと伝えておきます。』


 すると通信兵が


「艦長、敵軍の捕虜の収容があらかた終わったとのことです。」


「うむ、ご苦労。」


 再びモニターに顔を向け


「失礼した。できれば後程会談を申し入れたいにだが。」


『分かりました。ルインに残る部隊の責任者を向かわせるように手配しておきましょう。』


「ん?シェルド殿は来られんのか?」


 申し訳なさそうな顔でシリウスは


『・・・実を申しますと、シェルド様は天魔領の議長様との会談をすっぽかしてきていまして・・・』


「何と・・・それは・・・大丈夫なのか?」


 何とも言えない表情のケニスに


『問題ありません。元々断るつもりでしたから。良い言い訳ができたとシェルド様も考えておいででしょう。』


「クククそうか、シェルド殿もバニング議長は苦手か・・・ククク。」


 モニターの向こうで何やら話しているシリウスがこちらへ向き直し


『どうやら、こちらのGFの収容が終わったようです。我々はこれで失礼いたします。後のことで何かあれば、もう1隻の方へお願いします。』


「分かった。」


『それでは、失礼いたします。』


「うむ、その方たちも気をつけて帰られたし。」


 ケニスは敬礼をして挨拶すると、モニター越しにシリウスがお辞儀をして、通信はそこで終わった。


 椅子に座り直しケニスは


「シェルド殿と会ってみたかったが・・・まあ良い。今夜は警戒部隊には悪いが祝勝会でも開こうぞ!」


「「「はい!」」」


 ブリッジクルー全員の声がハモるのであった。


・・・・・・・・・・・・・・・


 そんな中、1人平原を脱出用の小型飛空艇で逃げる者がいた。


「なぜだ!なぜこうも俺ばかり!」


 それはウィルオーウィスプの艦長グルドであった。


「俺の出世が!出世が!」


 すると暗闇で光る眼があった。


「ん?何だ?・・・え?・・・ぎゃぁぁぁ!!!」


 バサバサと羽を羽ばたかせ現れたのはワイバーンであった。


 逃げるグルドを必要に追いかける・・・久しぶりの獲物を逃がすまいと涎を垂らしながら迫るワイバーン・・・この後グルドが帝国に戻ることはなかった・・・

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ