救援04
アーマネスを解放したユウ達は、それぞれが別々の戦場へ赴いていた。
フレイム、エレノア両名はシルドラ解放戦。
ユウは単機でナイトメイツから来る帝国軍を足止め。
そしてブルーノアはナイトメイツより海路を通り攻め込もうとする艦隊と交戦していた。
「地上ではドラゴンノヴァは使えないんだ!スピカ迎撃!くっユウや、スピナスの防衛軍が駆けつぇるまで待たせればいい!」
性能で勝っていてもGFを展開していないブルーノアは押されていた。
「私がエンジェルMk3で出ます!」
「レイカ!貴女何言っているのか分かっているの?」
「分かっているわよ!でもこのままじゃ!」
叫ぶレイカにルークが
「出撃を許可する。」
「なっ!ルーク貴方!」
「正し!!甲板より迎撃に専念だ!それ以外認めん!」
「了解!」
駆けだそうとするレイカにスピカが
「だったら、エネルギーケーブルをこの艦に繋いでください。残弾を気にせず戦えるはずです。」
「ありがとうスピカ!」
見送った後にスピカは
「本当は出撃してほしくないんだけれどね・・・」
「ああ。」
スピカの言葉にルークが短く同意した。
・・・・・・・・・・・・・・・
格納庫で整備していたクリスに
「クリス!私の機体出せる?」
「ああ、バッチリさ!でも初めて乗る機体での実践!それも初めての地上戦だ!身長に行けよ。」
「はいっ!」
操縦席へと乗り込んだレイカは、起動ボタンを押し、パネルを操作
「よし、大丈夫・・・シミュレーション通り・・・GFエンジェルMk3レイカ迎撃に出ます!」
カタパルト入口より飛び立ち、ブリッジ前面の甲板へ着陸するとケーブルをつないで、
「全砲門セーフティ解除!ターゲットロック!これより迎撃開始します。」
レイカ機のEキャノン、ガンブレード、Eバルカンから攻撃が繰り返された。
・・・・・・・・・・・・・・・
ド~ンと1機・・・また1機と敵GFフェアリーを撃墜していく。
無造作に放たれた様に見える砲撃だが、操縦席は器用に避けていた。
「それにしても数が・・・きゃ~!」
攻撃がレイカ機の横を掠めブルーノアに被弾する。
「大丈夫!」
『こっちは気にするな!直撃コースなら迷わず避けろ!』
「くっ・・・了解!」
次第に被弾するブルーノアやレイカ機・・・
対するはGFフェアリー30機、絶望ともいえる戦場の中後方より砲撃が来て敵GFを落とす。
『こちらスピナス海軍所属フォルスティナ大尉!これより貴軍を援護します。艦隊砲撃!そのまま続けなさい!GFフェアリー全機!発進急げ!中央の救援部隊に後れを取るんじゃないよ!』
『おお!!』
次回来月9/19UP予定です。




