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ユグドラシル~戦いの果てに  作者: あおい聖
救援
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救援02

 人質は1ヶ所にまとめられていた。


 場所はアーマネス南部にあるシェルターである。


 そこを帝国軍のGFオーガ2機が守り、兵士たちのその数は10名にも満たなかった。


 夜陰に紛れ兵士たちを無力化すると、それに気づいたGFオーガの操者達が応戦しようとするところを上空より飛来した4機のGFにより無力化された。


・・・・・・・・・・・・・・・


 アーマネスに帰還する艦隊へ通信が入る


『・・・我ら人質を解放せり・・・貴官らの健闘を祈る。』


 そこから乗組員の行動は迅速であった。


 全員が一斉に帝国軍兵士に銃を向ける。


「こっこれはいったい何の真似だ艦長!」


 帝国軍士官が艦長に怒鳴りつける。


「何の真似?我らは今までの扱いに耐えかねたと言ったところだが?」


「なっ!正気か?・・・そうだこんなことをすれば人質がどうなっても知らんぞ?」


 艦長は帝国軍士官を殴りつけ


「先ほどの通信聞いてなかったのか?人質は解放されているんだよ!今までの貴様らの行いを後悔するんだな!そいつらを縛り上げろ!抵抗するなら殺しても構わん!」


「「「ハッ!」」」


 この艦で5名、他の艦で3名づつを捕らえ、港へ入港すると人質にされた人々が手を振り迎えてくれ、乗組員は歓喜の声を上げた。


「「「「わぁぁぁ!!!」」」」


・・・・・・・・・・・・・・・


 再会を喜ぶ港近くの基地では、ルークがスピナスから来た潜入部隊の隊長に


「それでは我々はこれでスピナスに戻らせていただきます。」


「ああ、助かったよ。」


「本当に誰も残らなくてよろしいのですか?」


 ルークの言葉に隊長は苦笑いしながら


「ああ、帝国軍や反乱軍はスピナス攻略に戦力を集中していると聞く。」


「それなら今回のような者たちもいるはずではありませんか?」


「そうかもしれん、だがここと違って情報が無い。死ななくてよい命を散らすことになる。」


 それでも何か言おうとしたルークの肩にフレイムが手を置き首を横に振った。


「それじゃあ俺様達はスピナスで暴れさせてもらう。お前らも無茶するなよ。助けが必要なら連絡しろ!いいな。」


「ハッ中尉殿心に留めさせていただきます。中尉もご武運を!」


 兵士たちの敬礼にフレイムが敬礼すると、ルークも敬礼をしてその場を後にするのであった。


 兵士たちから離れユウ達の下へ行ったルークは


「きっと彼らは無茶しますよ!なぜ・・・」


「そんなこと言われなくても分かってるんだよ。いいから俺たちは俺たちのできることをするぞ!」


「ええそうですね。進路は山越えとなりますね。」


 すると不思議に思ったサリアが


「山越え?それでは遠回りでわありませんの?」


 するとフレイムが


「いいんだよ。そこを通れば俺とエレノアだけでもあいつ等の援護に回れる。そういうことだよな?」


「ええ。」


 そう短くユウは答えるのであった。

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