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ユグドラシル~戦いの果てに  作者: あおい聖
世界
54/66

世界04

 ビースガル基地の攻防を契機に北東連邦軍は、帝国軍に占領されていた各都市へと進軍を開始した・・・


 対する帝国軍もその持てる全戦力で防衛に当たるも、GFヌエ2機の活躍や、ラミレスが指揮するウルフ隊、タイガー隊により全機撃破されていくのであった・・・


・・・・・・・・・・・・・・・


 新造艦シャドーウォーカー


「周回軌道に入ります。降下先は何処でしょうか?」


 通信兵の言葉にザーヴァは


「降下先はムート基地だ。」


「ビースガルドやビルドではなくですか少佐?」


「そうだマデル。防衛戦に協力しろと先ほど通達が来た。」


「・・・負けているということですか?」


「そうなるな・・・」


「聞こえたな!目標はムート基地!整備班にも伝えろ!防衛戦準備だ!」


「「「ハッ!!!」」」


(さて何が出るやら・・・情報によればビットを使う大型GFだとか・・・超越者がそういるわけではないとすると・・・我々と同じように・・・MBか?)


 ザーヴァは内心でそう呟きながら今後の展開を予想するのであった。


・・・・・・・・・・・・・・・


 そして地上のムート基地では、北西連邦の大部隊と交戦していた。


「ドゥーム部隊を右翼に展開!」


「左翼デーモン部隊から援軍要請です。」


「イビル部隊を向かわせろ!」


「正面敵大型GF止まりません!」


「ええ~い、主力のヴァンパイア部隊をぶつけろ!」


「上空より迎撃機多数接近!」


「こちらの迎撃機は何をしている!全砲門で撃ち落とせ!」


「じょっ上空より魔力反応多数・・・」


 ムート基地司令官は立ち上がり


「何!」


「・・・識別信号確認・・・友軍です!ザーヴァ少佐の部隊です!」


「紫電か!大型GFを任せると伝えろ!」


「りょっ了解!」


・・・・・・・・・・・・・・・


「聞いての通りだ。アデル、グリゴレ、ボーゼンは私と共に後方より狙っている奴を、フリル、モンド、フィーナは地上部隊と協力して突出している奴を落とせ。」


『『『『『『了解!』』』』』』


・・・・・・・・・・・・・・・


「あん?降下部隊かよ・・・もらった~!!!」


 GFヌエの背のEキャノン2門よりエネルギー弾が放たれる。


・・・・・・・・・・・・・・・


「フッ当たらんよ。」


 ザーヴァは余裕を持ってその砲撃を回避して、


「今度はこちらから。」


 MEライフルのフルブラストモードを使い高エネルギーによる砲撃を放つ!


・・・・・・・・・・・・・・・


「なっ!あたいの砲撃を躱しやがった!・・・何だ高エネルギー反応?」


 ザーヴァの砲撃により被弾


「うぁぁぁぁ!!」


 背部にあった遠距離用の武装がことごとく使い物にならなくなっていて、更に機動システムにもエラーを伝えるメッセージをパネルが表示していた・・・

次回は8月22日ごろUP予定です。

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