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ユグドラシル~戦いの果てに  作者: あおい聖
崩壊する日常
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崩壊する日常03

 ボクたちが唖然としていると「ポ~ン」とメールが届く音がして、携帯端末を見ると


『先に地上へ行っておる・・・祖父より』


 えっ?もしかして置いて行かれた?その様子を見ていたルークが


「ユウ家からか?なんて書いてあったんだ?」


 と聞いてくるんで、無言で端末のモニターを見せた。


「へ?」


 と気の抜けた声をルークが出したが、サリアは慌ててシェルター入り口を見渡すが、全てレッドランプ・・・つまり満員ということだ


「ユウこれからどうするんですか?」


 とレイカが聞いてくるので、


「ちょっと遠いけれどボク個人のラボへ行けば何とかなるよ。」


 そうボクが言うとサリアが


「大丈夫何ですの?」


 と聞いてくるので、ボクは簡単に説明した。


 ラボには小型の巡洋艦クラスの魔導船があること

 更に1機GFがあること

 外円部付近にあるためちょっと歩かなければならないことを説明してボクたちはラボに向けて歩き出した。


 街中では放置された魔導車が放置され、閑散とした街並みであったが、突如


「だれか!だれかいませんか!」


 と言う声がしたので声のする方へ行ってみると、そこには帽子を深くかぶった女の子が足を抑えながら叫んでいた。彼女はフレアス族できつね色の髪を後ろで束ね帽子をかぶった可愛らしいが、背は低く胸が非常に大きい。名前はクリス・ファーム。≪ファームエレクトロニクス≫社長の次女である。


≪ファームエレクトロニクス≫

 スメラギ重工と並ぶ中央連邦を支える軍事工業である。主に魔導戦艦を建造しており、またビーストタイプのGFの開発も行っている。創設者はかのクリフト・ファーム博士である。


 レイカがクリスの足を手早くテーピングで固定して応急処置をし、肩を貸しながら移動をして、渋滞が途切れたところにちょうど無人のレンタル魔導車があり、それを利用してボクらはラボを目指した。運転をルークに任せ、どうしてああなったかサリアが確認をする。


「何であんなところで転んでいたんですの?」


 その言葉で状況を思い出したのかクリスは怒りながら


「あたいがシェルターの順番待ってたら突き飛ばされたの!あ~今思い出しただけでムカつく!」


 聞いた話をまとめると、順番待ちで並んでいると自分の番になり、残り定員が1と表示されたら、後ろに並んでいた男に思いっきり突き飛ばされて、歩道との段差で足をひねってしまったそうで、その男はそのままシェルターに入って行ってしまったとのことだ。


「許せませんわねその男は!」


 と低い声でサリアも怒りをあらわにした。

ブックマークありがとうございます。

励みに頑張りたいと思います。

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