魔物・・・人類の敵04
更に戦場へ近づく陸上艦内でベガは
「・・・大将たちは間に合ったみたいだな・・・大将と黒いのはいいとして、ワルキューレ2機はぎこちないな・・・よし!GF部隊2機ワルキューレを援護!残りは連邦の生き残りを援護、救出だ!」
すると陸上艦からGFエンジェルMk3が続々と発信していった。
「全機発進したな、全砲門開け!・・・砲撃開始!」
・・・・・・・・・・・・・・・
GFジェネラルの操縦席で
「?砲撃・・・援軍か!」
するとモニターにベガが映し出され、
『ここは俺らに任せな!お前らは生存者の救助でもしててくれ。』
「了解した。それと援護感謝する。」
『ふん、礼ならウチの大将に言ってくれ!』
「分かった。」
「聞こえていたな?戦闘はガーディアンエンジェルに任せ、我々は生存者の救出を優先する!」
『『『はい!』』』
・・・・・・・・・・・・・・・
戦いはシェルド機とシーダ機が連携して敵ジェネラルオーガ2体と交戦し、マリーダ機とソニア機はエンジェルMk3が2機加わったことで連携が安定してオーガの群れを駆逐していった。
それをブルーノアの船内で見ていたユウは
「凄いですね・・・これが民間の戦力?」
するとスピカが
「全体の規模からしたら精鋭2個大隊ぐらいの戦力になると思います。」
ユウは振り返り
「スピカ知っているの?」
「ええ、私やこのブルーノア、バルキリー以降のエンジェルタイプ、そのほとんどがかの組織により開発やテストが行われています。」
ルークが驚いた表情で
「なっ!嘘だろ?」
「エンジェルタイプはキサラギ重工じゃなかったの?」
クリスが慌てた様に聞いてきた。
「正確には共同開発と言うことになっていますが、あそこの代表が設計を担当していたはずです。」
「と言うことは交渉次第で補給が受けられるかもしれませんわね。」
サリアの言葉にスピカが
「その可能性はありますが・・・」
「何か問題でもあるんですか?」
レイカがそう聞くと、
「あの組織の地上本部は天魔領にあります。」
「あちゃ~それは難しいかもしれないね。」
クリスのその言葉に沈黙が走ると、モニターにルオン少佐が映し出され、
『諸君喜べ、ガーディアンエンジェルのカノープス殿と交渉の末補給が受けられることになった。』
「それは本当ですか少佐!」
『うむ、まあかなりの金額とそちらの戦闘データ、GFを含め全て提供することになったがな・・・』
ルオン少佐は苦笑いしながらそう言ってきた。
「それは構いません。命には代えられませんから。」
ユウのその言葉にルオン少佐は「ふ~」と安どのため息をついた。
次回は7月18日ごろUP予定です。




