魔物・・・人類の敵02
迎撃機の編隊がオーガを確認して、
「オーガの群れを確認!これより迎撃・・・」
「ヒュッ!」と音と共に迎撃機を矢が貫いた・・・「ド~ン」
「くっ!本部!本部!アーチャーがいる!アーチャーが・・・」
「ド~ン」と次々と迎撃機は落とされていった・・・
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ドーパン基地から出た迎撃機の編隊は
「なっ!ガードナ機が全滅?・・・ハッ!全機高度を上げろ!」
高度を上げた直後に迎撃機の下を無数の矢が通過する。間一髪のところで回避に成功した。
「くそっ!全機炸裂弾を投下!」
無数に投下された炸裂弾頭が爆発して土煙が上がる。
「やったか?」
『隊長!オーガ健在!大したダメージを与えられてません!』
「もう一度投下しろ!」
『しかし!』
「足止めだけでもしとかね~とガードナ基地が落ちちまうだろうが!」
『りょ了解!』
何度か投下された炸裂弾頭によりオーガの群れの進軍速度は遅れ始めていた。
すると前方より無数のエネルギー弾がオーガの群れへ飛来した。
「ガードナ基地のGF部隊か!」
『こちらガードナ防衛隊!支援感謝する。』
「ああ気にするな!弾数が無くなった、悪いが援護はここまでだ!」
『了解!後はこちらで何とかしよう!』
「すまん!健闘を祈る!」
その通信を最後にドーパン基地の迎撃機編隊は基地へと引き返していった。
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ガードナ防衛隊を指揮しているGFジェネラルの操縦席では
「さっきの砲撃で何体倒した!」
『2体です!依然30体のオーガが健在です。』
「再度砲撃!」
今度は、こちらの砲撃に弓矢でオーガが反撃してきた。
「!!回避!回避しろ!」
「ド~ン」と1機GFゴレフMk3が大破した。
「A、B隊はこのまま砲撃!C隊は右から、D隊は左から回り込め!」
『『『『了解!』』』』
モニターを見ながら指揮官は
「アーチャーは・・・3・・・5体か、アーチャーに砲撃を集中させろ!」
『『ハッ!』』
それでもオーガの肉体は強靭で中々数を減らせないまま
『C隊オーガと交戦に入りました!』
『D隊も交戦に突入しました。』
するとC隊が瞬く間に破壊されていくのが見て取れた。
『C隊と通信途絶!』
「何!」
『途絶前に≪ジェネラル≫との通信が!』
「ジェネラルだと!・・・いかん!D隊を後退させろ!」
『D隊全滅!』
「くそっ!遅かったか!」
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この戦いを高高度から確認していたブルーノアは
「やばいぞ!このままでは全滅してしまう!」
ルークが焦りながらそう叫ぶとサリアが
「でも出せるGFが有りませんわ!」
「スピカ!ブルーノア戦闘モードへ移行!砲撃にて友軍を援護!」
ユウのその指示に
「了解!戦闘モードへ移行します。」




