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ユグドラシル~戦いの果てに  作者: あおい聖
魔物・・・人類の敵
43/66

地上

 ブルーノアはフレイム機とエレノア機を回収後大気圏へと突入した・・・


 大気圏を突破して景気が回復したとこで


「大気圏突破しました。飛行魔法システム展開。」


 スピカが淡々と艦の維持をしていると


「ここはどこらへんだろう?」


 ルークのその言葉に


「ちょっとお待ちになってください。」


 サリアがパネルを操作して


「・・・え~と、あっ分かりました。ここは北西連邦のガードナ地区ですわ。」


「スメラギ重工本社があるドラグーナまでは・・・14日というところか・・・」


 ユウのその言葉にスピカが


「戦闘になった場合かなり危険ですね。」


 その言葉にルークが


「ん?どういうことだ?」


「戦闘が出来るGFの問題だね。フレイム機とエレノア機は大気圏の熱でオーバーホールが必要だし、レイカ機は地上用に整備しなきゃならない。」


 クリスのその言葉にサリアが


「ユウの機体は?」


「ユウ機はビットシステム使用による負荷でスラスターに異常が検出されてる。地上戦ならそれなりに戦えるだろうが、良い的だよ。」


 皆の表情が沈みかけた時


『・・・ジ~・・・ジ~・・・』


 モニターにルオン少佐が映し出され、


『おっやっと繋がったか。』


「少佐!」


 皆が敬礼をすると


『よい、楽にしてくれ。無事でなによりだ。』


「少佐もご無事で。」


『フレイム隊の艦はこちらと合流済みだ。』


「本当ですか少佐!・・・よかった~」


 エレノアは本当に嬉しそうに胸をなでおろした。


 それからルオン少佐に状況を確認すると


 ユウ達が戦った艦隊の他に同じ規模の艦隊があり、そちらをルオン少佐の艦隊が相手にしたということ。


 その際に降下ポットを南東大陸に7機、中央に6機、南西大陸に4機降下を許してしまったと伝えられた。


 事前に地上軍に連絡を入れていて、それぞれの連邦軍が対応しているとのことで、中央連邦軍は迎撃に成功したことが伝えられた。


「叔父さ・・・ルオン少佐」


『何だねルーク艦長。』


「我々は現在ガードナ地区に居り、補給が必要なのですが、北西連邦に補給要請は出来ませんか?」


『うむ、補給要請は構わないが、そちらに積んでいるGFは特機やカスタム機ばかりであろう?そう言ったGFの補給が出来るとは限らんぞ?』


 するとスピカが


「天魔領のガーディアンエンジェルに補給の依頼は出来ますか?」


『ん?民間傭兵組織のガーディアンエンジェルか?』


「はい。この艦やGFバルキリー、GFパワーはかの組織に起動テストを依頼していたはずです。そこでなら修理や補給も出来るのではないかと思うのですが。」


『・・・だが天魔領は中立領だぞ。』

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